• 水の百科事典

お水に含まれるミネラルの効果とは?要素別に詳しく解説

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天然水に含まれている代表的な成分「ミネラル」。人体を構成する「5大栄養素」のひとつで、私たちの体内で色々な役割を果たしているのです。今回はお水に含まれるミネラルの効果について、詳しく解説します。

ミネラル

「ミネラル」は、たんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミンと並ぶ5大栄養素のひとつで、人体に存在するもののうち炭素、水素、窒素、酸素を除いたものを指します。その中でも、体の機能維持や調節といった重要な役割を果たすミネラルが「必須ミネラル」です。さらに、この必須ミネラルのうち、カルシウム、マグネシウム、リン、カリウム、ナトリウム、硫黄、塩素の7つが「主要ミネラル」、鉄、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、コバルト、モリブデンの9つが「微量ミネラル」と呼ばれています。

ミネラルの効果

人体における主要ミネラルの効果は、以下の通りです。

カルシウム

カルシウムの働きというと骨を作ることが有名ですが、それ以外にも血液の凝固作用や筋肉の収縮作用にも欠かせないものです。また、神経の興奮や血圧をコントロールする効果もあります。カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や痙攣などが起きたり、イライラや動悸、息切れといった症状が現れたりすることもあります。

マグネシウム

成人の体内に30gほどあるマグネシウムは、頭骨や骨格を構成する成分としての役割や、たんぱく質を合成する作用などがあり、神経や筋肉の興奮や緊張を正常化する働きもあります。体内で微量しか存在しないマグネシウムですが、不足するとイライラ、手足のふるえ、痙攣、不整脈、心臓発作、歯の形成不全など、体のバランスが大きく崩れる原因となります。

リン

体内にあるリンのうち80%はリン酸カルシウムとして、骨や歯の形成に使われています。また、残りは腎臓と心臓の働きや脳や神経の伝達といった役割も。リンが不足すると、疲労感や食欲不振、骨粗しょう症、関節炎、筋力や集中力の低下、体重の減少など深刻な症状が現れます。

カリウム

カリウムの主な役割は、細胞内液の浸透圧の調整、筋肉の収縮や神経の刺激伝達などです。不足することによって、倦怠感やめまい、吐き気、しびれ、不整脈、高血圧をはじめとする深刻な症状が現れることもあります。

ナトリウム

ナトリウムの主な役割は、体液浸透圧の維持、神経の刺激伝達、食欲の増進などです。ナトリウムが不足すると血圧低下や吐き気、頭痛、目眩、疲労感などの症状が現れますが、反対に過剰に摂取しすぎると高血圧や動脈硬化といった深刻な症状の原因となることもあります。

硫黄

硫黄は健康な毛髪や皮膚、爪、軟骨、骨、腱などを作るのに必要な成分です。不足することで、髪の抜け毛、皮膚炎やシミの原因となったり、爪がもろくなる原因にもなります。

塩素

塩素には胃酸の成分になったり、肝臓の働きを助けて体内の老廃物を除去したりする役割があります。普段の生活では充分に足りている成分ですが、下痢をした時や、大量に汗をかいた時には塩素が不足してしまうこともあります。

ミネラルは体内で合成することができない栄養素ですので、食品などから摂取する必要があります。不足すると様々な健康トラブルの原因となりますので、食品だけでなく毎日飲むお水からもミネラルを補給していきましょう。アクアクララのお水はミネラルがバランスよく配合されているので、毎日の飲料水に最適です。

参考:
ミネラルについて/「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕