プラゴミ問題をリユースで
賢く解決する方法とは?

便利なプラスチックが引き起こすさまざまな問題

私たちの暮らしのあらゆる場所で活用されているプラスチック。手軽で安く、丈夫で耐久性にも優れていることから、ペットボトルや容器包装などの日用品をはじめ、建築資材や漁網など、さまざまな産業で必要不可欠な存在となっています。
しかし現在、その利便性が逆に大きな問題を引き起こしているのも事実です。大量生産され大量廃棄されるプラスチックの多くが、適切な処理を経ないまま海洋に流れ出し、自然分解されることなく、環境や人の健康に影響を及ぼしています。
多くのプラスチックゴミが流れ着く海洋では、エサと間違えて口にしたり、体に絡まってしまったりして、多くの海洋生物が傷つき命を落としています。また、5mm以下のマイクロプラスチックに含まれる有害物質が、食品や水を通して人体に入ることによる健康被害や、プラスチックに使用される添加物が原因とされる環境ホルモンの問題も危惧されています。
世界の海には1億5000万トンのプラスチックゴミがあるとされ、生態系を守るためには、プラスチックゴミの排出量を減らすことが必要です。

海の中には大量のマイクロプラスチックが漂い続けている

私たちにできる対策を知ろう

プラスチックゴミを減らすために、私たちが日常的にできることは何でしょうか。
プラゴミで問題になるのは使い捨て。繰り返し使う「リユース」が、プラゴミ削減に役立ちます。レジ袋をもらわずにエコバッグを持参する、ペットボトル製品を買わずにマイボトルを持ち歩く、プラスチック製カトラリーではなくマイ箸を使う、などなど。洗剤やシャンプーなどは詰め替え用の製品を選んでリフィルする、というのも、容器プラスチックゴミの削減につながります。
自分が出すプラゴミの行方まで考えて、できるところからリユースを増やしていきましょう。

身の回りにあふれる使い捨てのプラスチック製品を見直してみよう

アクアクララのリユース、リサイクルについて

私たち消費者の小さな行動変化と同じように重要なのが、企業による取り組みです。普段利用している商品やサービスが、プラゴミ問題に真摯に向き合っている企業によって提供されているかどうか、知ることも大切です。
たとえばウォーターサーバー事業を手がけるアクアクララは、いち早くリターナブルボトルを採用。厳しい衛生基準にのっとって洗浄し、繰り返し使っているので、ペットボトルのようなゴミが発生することはありません。アクアクララ全体では1年間に約1400万本のウォーターボトル(※)を提供しており(2021年実績)、500mlペットボトルに換算すると3億3600万本を節約したことになります。
また、使い終わったウォーターボトル、キャップ、サーバーは、直営店にて100%リサイクルを実現。プラスチックゴミを出さない仕組みが確立されています。
私たち一人一人がどのような商品・サービスを選ぶかが、環境保全につながります。プラゴミ問題解決に向けて、行動を起こしましょう!

  • ※ウォーターボトルは12Lサイズで換算

(出典)
独立行政法人国民生活センター「国民生活 2021.2『わが家のゴミ箱はSDGsとつながっている!』」

https://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-202102_07.pdf

WWF「海洋プラスチック問題について」

https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html#section1

アクアクララ「環境に対する取り組み」

https://www.aquaclara.co.jp/corporate/business/environment.html

同上「アクアクララSDGs Let’s Sustainability Challenge」

https://www.aquaclara.co.jp/sustainability_challenge/

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