未来のために始めよう!
「MOTTAINAI(もったいない)」
をなくす暮らし

3R+Respect=MOTTAINAI

世界に広がった「MOTTAINAI」という言葉。ケニアの環境副大臣で、2004年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさん(故人)が、日本語の「もったいない」という言葉を世界に提唱しました。

マータイさんは、Reduce(リデュース:ゴミ削減)、Reuse(リユース:再利用)、Recycle(リサイクル:再資源化)という環境活動の3RにRespect(リスペクト:感謝、尊敬の念)を加えた概念として「もったいない」という言葉に注目。その言葉とともに、環境に負荷をかけないライフスタイルや、サステナブルな循環型社会の実現を呼びかけていきました。

マータイさんは2005年の来日の際に「もったいない」という日本語に感銘を受けた

気軽なリユースから始めてみよう!

「もったいない」をなくすための3Rのうち、ものを繰り返し使うリユース(reuse)は私たちも気軽に着手できます。修理、洗浄、交換、寄付、売却、買い取りなどを通じて、形を変えずに何度も使うことは、新たな資源や生産エネルギーを必要とせず、サステナブルな社会づくりにつながります。
すでに暮らしに「もったいない」の精神が根付いていて、食品が入っていた缶、服や靴の購入時に使われた包装紙、ペットボトルなどを捨てずに別の用途に使うなど、上手にリユースを実践している人もいるのではないでしょうか。着なくなった服をほかの人に譲る、少し手直ししてまた着られるようにするなども、身近なリユースです。
捨ててしまう前にちょっと立ち止まり、再利用する方法に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

日常生活におけるリユースも立派な環境活動のひとつ

ちなみに、日常的なリユースのポイントとして、以下があげられます。

  • 家に眠っている服や家具がないか確認する
  • 次に使う人がいるかもしれないことを想定し、大切に使う
  • 次の人が使いやすいよう説明書などを保管しておく
  • 買い取りなどの情報を事前にチェックしておく

「もったいない」対策に最適! 絶大なリユースの効果

環境庁の調査では、リユースによって家電やパソコン、家具などの使用年数が社会全体で延長され、長期的な廃棄物の削減に効果があることがわかっています。
そのほかにもメリットはたくさん。ゴミ処理にかかる自治体のコストが削減されたり、もののやり取りによって地域や親戚などのコミュニティが活性化されたりするほか、リユース事業者の増加による経済効果など、さまざまな効果が明らかにされています。
よりよい未来のために、普段の暮らしの「もったいない」をなくすことから始めてみませんか?

アクアクララではいちはやく「3R」活動に取り組んできました。詳細はこちら

(出典)
MOTTAINAIキャンペーン

http://www.mottainai.info/jp/

環境庁「リユース読本」

https://www.env.go.jp/recycle/circul/reuse/confs/tokuhon-1_1.pdf

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