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白湯の知られざる効果とは?!作り方・飲み方とあわせてご紹介

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白湯(さゆ)とは、水を一旦沸騰させた後、50℃程度の温度まで冷ました飲み物のこと。身体によい影響を与えるとして多方面で話題になりましたが、お湯を沸かすのが億劫で簡単には続けられなかったという方も多いのではないでしょうか?
白湯は、毎日飲み続けることでその効果を存分に得ることができます。手軽に白湯を生活に取り入れるのなら、お湯を沸かす手間なくおいしい白湯が作れるウォーターサーバーの活用がおすすめです。
今回は、白湯の効果・メリットのほか、作り方・飲み方・アレンジ方法などについて解説します。また、白湯を簡単に作れるウォーターサーバーの魅力もご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。

「白湯」に隠された驚きの力とは

白湯と言えば、赤ちゃんの粉ミルクを作るときや、身体の弱っている方への水分補給時、薬を飲むときに使うというイメージがあるかもしれませんが、その歴史は意外に古く、今から5,000年以上前にまで遡ります。
当時、インドで築き上げられたと言われる伝承医学「アーユルヴェーダ」では、白湯が人間の身体を整える健康法のひとつと位置付けられていました。
最近では、ダイエットの大敵となる肌荒れや冷え性などに働きかけるだけではなく、辛い花粉症対策にも効果が期待されるとして注目を集めています。

白湯の効果と飲むメリット(身体を温めて免疫力アップ!)

白湯を飲むことで多くのメリットを得られますが、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
以下にて、白湯を飲むことで得られる効果・メリットをご紹介します。

冷え性を改善できる

白湯を飲むことで得られる効果には、まず「冷え性の改善」があげられます。

冷え性は末梢の血流障害によるものと考えられており、その原因には閉塞性動脈硬化症のほか、膠原病(こうげんびょう)や糖尿病に伴う血管障害などがあげられます。このほか、健常者であっても自律神経やホルモンバランスの乱れ、冷たい水を頻繁に飲むことによって冷え性になることもあります。白湯を飲めば身体を温められるため、血流がよくなり内臓の働きが活性化されるため、冷え性の改善効果が期待できます。

ダイエット効果が期待できる

白湯には「ダイエット効果」もあると言われています。なぜなら、白湯を飲むことによって内臓が温まり、それに伴って基礎代謝が向上し脂肪を燃焼しやすくなるからです。

また、白湯には体内に蓄積された老廃物を排出させる作用もあり、これによってむくみ改善の効果も期待できます。仮にむくみが原因で太って見えている場合は、白湯を飲むことでボディラインをすっきりさせられるのです。白湯を飲むだけで体重が減るというわけではないので、直接的なダイエット効果は見込めませんが、むくみを改善・予防することで結果的に太って見えてしまうのを防ぐことができます。

なお、水を飲むダイエットの効果・方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。

デトックスにつながる

白湯を飲むことで得られる効果には、「デトックス」もあげられます。繰り返しになりますが、白湯には内臓を温めて機能を活性化させる効果があります。これにより消化作用が促進され、体内の老廃物を排出しやすくなるのです。

花粉症の緩和が期待できる

このほか「花粉症の緩和」も、白湯を飲むことで得られるメリットのひとつです。体内にある免疫細胞の中には、ウイルス感染細胞を攻撃する「NK細胞」が存在しています。NK細胞は体温が36.5℃以上だと活性化するため、体温と免疫力は密接な関係にあると言えます。

白湯を飲むことで内臓温度が1℃上昇すると、免疫力が約30%上昇するほか、基礎代謝も10%前後上昇すると言われており、その結果、花粉症やアレルギー症状の改善が期待できるのです。

便秘を解消できる

白湯には「便秘を解消できる」というメリットもあります。「便秘解消には水をたくさん飲むのがよい」と考える方もいますが、そうではありません。水を飲むことによって便を柔らかくすることはできても、たくさん飲んだところで便秘が解消されるわけではないからです。
その点、白湯なら内臓を温めることができ、腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されるため消化力がアップします。これにより、便秘解消効果が得られるのです。

白湯の作り方・飲み方とアレンジ方法

では、白湯はどのようにして作ればよいのでしょうか?以下では、白湯の作り方・飲み方とアレンジ方法をご紹介します。

白湯の作り方

やかんで水道水の白湯を作る場合は、水道水に含まれる「塩素(カルキ)」などの不純物を飛ばす必要があるため、通常よりも長い時間(10~15分程度)水を沸騰させます。このとき、水が蒸発して量が減ってしまうため、あらかじめ多めの水道水を沸かすのがおすすめです。十分に沸騰させたら、お湯を50~60℃にまで冷ましてから飲用します。

電子レンジを使って白湯を作る場合は、「浄水器の水」もしくは「市販の水」をレンジ対応のコップに入れます。その後、500Wの電子レンジに2分かけて50℃前後の適温に温めれば完成です。

なお、温める時間は電子レンジのワット数によって異なり、600Wであれば1分30秒、700Wなら1分を目安にしましょう。
電気ポットを使って白湯を作る場合は、「浄水器の水」もしくは「市販の水」を電気ポットに入れて沸かします。その後、50~60℃にまで冷ましてから飲用するようにしましょう。

白湯の飲み方

白湯は身体によいとはいえ、飲み過ぎは禁物です。なぜなら、白湯はデトックス効果が高いからこそ、飲み過ぎると身体に必要な栄養素まで流れてしまう恐れがあるからです。1日に飲む量は800ml程度に留め、白湯を飲む際は湯のみ1杯分をゆっくりと時間をかけて飲むのがポイントです。

白湯を飲むタイミングは、就寝中に体内の水分を失ってしまっている「寝起き」がおすすめです。このタイミングに白湯を飲むことで水分不足を防げるだけでなく、冷えてしまった内臓を温めて消化機能を活性化させることができます。

また、白湯は夜に飲むのもおすすめです。白湯にはリラックス効果もあるので、夜に飲むことで気持ちを落ち着かせることができ、スムーズに眠りにつくことができます。ただし、夜中にトイレに行きたくなる可能性を踏まえて、就寝直前に飲むのは極力避けるようにしましょう。
なお、白湯を飲むタイミングとして注意したいのが「食後」です。食後30分以内に白湯を飲むと消化スピードを遅らせてしまうため、胃が落ち着いてから飲むよう心がけましょう。

白湯のアレンジ方法

白湯はそのまま飲んでも十分に効果・メリットがありますが、アレンジを加えればさらなる効果が見込めることもあります。

白湯+はちみつ

むくみを予防したい場合は、コップ1杯の白湯に小さじ1杯の「はちみつ」を加えるのがおすすめです。そうすることで、内臓を温めて基礎代謝をアップさせられるほか、はちみつのむくみ予防の効果を得ることもできます。

白湯+生姜

身体を温めたいという場合は、白湯に「生姜」をプラスするのがおすすめです。スライスした生姜を使用する場合は、水の入った鍋に薄く切った生姜を2〜3枚入れて沸騰させます。生姜チューブを使用する場合は、コップ1杯の白湯に小さじ1杯の生姜を入れましょう。生姜パウダーを使用する場合は、コップ1杯の白湯に大さじ1杯のパウダーを入れると、おいしく仕上がります。

白湯+レモン

疲労回復・美肌効果を得たい場合は、ビタミンCとクエン酸が含まれている「レモン」をプラスするのが吉。コップ1杯の白湯に、好みに合わせてレモン汁を数滴入れるだけで完成です。

白湯+オイル

白湯にお好みのオイルを適量たらします。
オメガ3の効能を期待したい方はえごま油やアマニオイル、オリーブの風味と香りを楽しみたい方はオリーブオイル、甘い風味がお好みの方はココナッツオイルがおすすめです。
オメガ3にはαリノレン酸やDHA、EPAといった成分が含まれます。αリノレン酸にはアレルギー物質を抑制する効果や、血圧を下げ血栓を予防する効果が期待できます。DHAは脳神経を活性化し、記憶力や集中力の向上効果があると言われ、EPAは血液をサラサラにする作用があると言われています。
分量は、コップ1杯の白湯に小さじ1程度のオイルを入れましょう。

白湯+シナモン

生姜と同様にシナモンも体を温める効果があります。温かい白湯と一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。シナモンの甘い香りと風味はリラックスにもつながるでしょう。
コップ1杯の白湯にシナモン粉末を3振り程度入れましょう。

白湯+ミント(フレッシュハーブ)

新鮮なハーブの香りと風味を加えるとリラックス効果も高まり、白湯が飲みやすくなります。コップ1杯の白湯に、ミントの葉5~6枚を入れます。
ミントひとつとってもたくさんの種類がありますので、お好みのものを見つけるのも楽しいですね。ハーブは簡単に栽培もできますので、おうちで育ててもぎたてを加えるのもおすすめです。

白湯+ビネガー

フルーツのビネガーや黒酢など、お酢を加えることでほどよい酸味を楽しめます。クエン酸が加わり、疲労回復効果が期待できるほか、体の巡りをよくして血液をサラサラにする効果も期待できると言われています。
ビネガーの3~4倍の量の白湯で割るとよいでしょう。

白湯+梅干し

梅味がお好きな方は梅干しを入れるのがおすすめです。ほどよい甘みと酸味で白湯が飲みやすくなり、健康と美容効果も期待できます。
コップ1杯の白湯につき、梅干し1個が目安量です。

このように、白湯にアレンジを加えることによって効果がプラスされるだけでなく、味に飽きづらくなります。ぜひ試してみてください。

白湯はウォーターサーバーで作ると楽

白湯を飲む習慣は、身体によいとはいえ意外と手間や時間がかかるため、毎日欠かさず行うのは決して簡単ではなくつい諦めてしまいがちですが、アクアクララのウォーターサーバーを活用すれば、悩みは一気に解消します。

ウォーターサーバーから白湯を作る場合のメリットとして、1番大きな部分は「手間」の解消です。白湯を水道水から作る場合、不純物を取り除くために10〜15分ほど沸騰させる必要がありますが、アクアクララのウォーターサーバーでは、不純物をほぼ完全に除去した純度の高いお水を採用しているため、わざわざ沸騰させてカルキなどの不純物を取り除く必要はありません。

また、ウォーターサーバーがあれば、お湯と冷水を混ぜるだけで、いつでも簡単に白湯を飲むことができます。ウォーターサーバーを使って白湯を作れば、継続しやすく、毎日の健康をサポートしてくれます。

疲れ果てて帰ってきた夜も、スッキリ起きられない朝も、日々時間に追われ忙しく過ごす方でも、ウォーターサーバーがあれば、無理なく体調、体質を改善する習慣を身につけることができるでしょう。お水のおいしさにもこだわったアクアクララのウォーターサーバーを、毎日の健康づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか?

なお、ウォーターサーバーのお湯の仕組みに関しては以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

白湯を飲むことには、冷え性の改善やダイエット効果、免疫力のアップなど、さまざまな効果・メリットがあります。そのため、健康・美容にこだわっている方は、毎日の生活にぜひ白湯を取り入れてみてください。「白湯を作るのが面倒」「作っている時間がない」という方は、ウォーターサーバーの利用がおすすめです。

アクアクララのウォーターサーバーには、温水機能が搭載されています。また、RO膜(逆浸透膜)でろ過した「RO水」を採用しており、不純物はほとんど含まれていないので、水道水のように沸騰させる必要はありません。そのため、「朝忙しくて白湯を作る時間がない」「疲れているから白湯を作る元気がない」という方も、手間暇かけることなく白湯を飲むことができます。白湯作りを楽にしたい方は、この機会にぜひアクアクララのウォーターサーバーを利用してみてはいかがでしょうか?

監修者

長田 絢(栄養士・料理研究家)

テレビ番組の料理コーナーやコメンテーターとしてメディアへの出演、食品メーカーや飲食店のレシピ開発、本や雑誌のフードコーディネーターとしても活躍中。2児の母親で食育にも注力し、InstagramやYouTubeでも食の情報を発信している。著書『スーパーで買える「肉」を最高においしく食べる100の方法』(ダイヤモンド社刊)