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お肌が弱い方は水洗顔が吉!上手に顔を洗うコツとは

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一般的に洗顔と言えば、洗顔料をよく泡立てて皮脂や油汚れを取り除きながら顔を洗うと思われていますが、みなさんはお水だけで顔を洗う「水洗顔」というのをご存じでしょうか。お水だけで顔を洗うなんて一見効果がないように見えますが、実は多くのメリットがあり、とても注目されています。ここでは水洗顔の効果や方法などについてご紹介します。

水洗顔の効果

水洗顔は乾燥肌や敏感肌の方に効果が高いと言われています。洗顔料を使うと本来肌の保湿に必要な油分まで取り除いてしまったり、洗顔料自体が肌の刺激となって肌荒れがひどくなったりすることがあります。本来肌には自然に綺麗になる自己治癒力が備わっていますが、強力な洗顔料は肌の再生に必要な成分まで洗い流してしまいます。
水洗顔はこのような必要以上の洗い流しをせず、肌本来の再生力を高め、新陳代謝(ターンオーバー)を活発にさせるという効果が期待できます。また、水洗顔を続けることにより肌が敏感に反応することを防ぐこともできるので、肌のバリア機能をすこやかに整えることも期待できます。
このように水洗顔は顔の洗いすぎを防ぎ、お肌の水分量と油分量を適切に保つことができるなど、メリットが大きいと言えます。

朝昼晩と水洗顔?

いくら水洗顔が肌にいいと言っても、全てを水洗顔にしてしまうのはよくありません。効果的なタイミングは「朝洗顔」がおすすめです。夜寝ている時は化粧もしていませんし、皮脂の分泌が活発になることもなく、洗顔料を使うような汚れは付着しません。また、朝に洗顔料を使ってしまうと、肌の再生に必要な成分まで洗い流され、新陳代謝を妨げる原因にもなりますので、朝洗顔はお水だけで洗うととても効果的です。
逆に夜間やお風呂での洗顔は、日中に分泌された皮脂や油汚れ、メイクを落とさなければならないので、洗顔料を使ってしっかり洗うようにしましょう。

水洗顔の方法

お水の温度

お水の温度は30~35℃くらいのぬるま湯が理想です。40℃近い高温では皮脂が必要以上に溶けだして洗い流されてしまいますし、温度が低すぎると肌が過敏に反応してしまうのでおすすめできません。

洗い方

まず、手をしっかりと洗います。手に汚れが付いていると顔に汚れを移すことになるので、しっかり石鹸で手を洗いましょう。洗顔は手で顔をこするのではなく、お水を顔に付けるような感覚で20回ほどすすぎ洗いをします。皮脂分が気になる場合は、手の腹でやさしくこすります。タオルはできるだけ柔らかいものを使用し、当てるようにしながら水分を拭き取ります。

注意点

水洗顔が終わった後は肌の自然治癒力に任せます。化粧水などのスキンケア用品はできるだけ控えましょう。また効果が現れるまでには数週間から数ヶ月かかる場合もあり、再生途中には非常に肌の状態が悪くなってしまうリバウンドという状態になることもあります。焦らず気長に水洗顔を続けてください。
元々オイリー肌体質の方や、ニキビがひどい方は水洗顔だけでは綺麗にできない場合があります。必要に応じて医師に相談し、自分に合った洗顔料を使うようにしましょう。

このように水洗顔には多くのメリットがあるものの、ダイエットと同じように根気よく続ける必要があります。色々な化粧水や保湿クリームなどを使っても、なかなか効果が感じられない方は、一度水洗顔生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

※効果に個人差があります。
※合わない場合はすぐに中止し、専門機関で診てもらうようにしてください。