水分不足が頭痛の原因？そのほかの症状や防ぐための対処法を解説
目次
日頃から頭痛に悩まされている方は多く、なかには「原因がわからない」という方もいるでしょう。それにより、薬で痛みを乗り切っている方もいるかもしれません。しかし、じつは水分不足が原因で頭痛が起こることもあります。
そこで今回は、水分不足によって頭痛が起こる原因や、水分不足がもたらすさまざまな症状をご紹介します。また、水分不足を防ぐための対処法も解説しているので、ぜひご参考にしてください。
頭痛の原因は水分不足かも
「頻繁に頭痛が起こる」という方は、もしかすると水分不足が原因かもしれません。なぜなら、水分が不足すると血液がドロドロになって流れが悪くなり、脳に酸素や栄養が十分に届きにくくなるからです。また、血液がドロドロになると頭部の血液循環が悪くなり、血管が拡張して周囲の神経を刺激します。この結果、頭痛を引き起こすことがあるのです。
このほか、脱水症になると血液中の電解質濃度が変動することにより、神経細胞の正常な機能が妨げられてしまいます。これも頭痛が起こる原因といわれています。
頭痛以外にもある！水分不足によって起こる症状
水分不足になると、頭痛以外にも以下のような症状を引き起こします。
手足のしびれ
水分不足は、手足のしびれを引き起こすことがあります。これは、神経伝達に必要な水分や電解質が不足していることが原因と考えられています。神経細胞の機能が正常に働かなくなることにより、手足のしびれを引き起こすのです。
発熱
体内の水分が不足すると、体温調節機能が正常に働かなくなってしまいます。これにより、体温が上昇し発熱が生じることがあるのです。
寒気
水分不足になると上述したように体温調節機能が正常に働かなくなるため、体温が下がることもあります。体温が下がることによって寒気が生じます。
吐き気
水分が不足すると、体内の電解質バランスが乱れてしまうことがあります。汗をかくと体内の水分だけでなくミネラルも失われ、カリウムやナトリウムが減少すると消化器系の機能が正常に働かなくなってしまいます。この結果、吐き気が生じることがあるのです。
また、胃液の分泌が増えると胃が刺激されて吐き気を起こすこともあります。
下痢
「水分をたくさん摂ると下痢になる」と思う方もいますが、水分不足も下痢になる原因のひとつです。
上述したように、体内の水分が不足すると消化器系の機能が正常に働かなくなってしまいます。正常なときは腸壁が水分を吸収して便を形成します。しかし、水分が不足すると腸壁の水分吸収がうまくできなくなってしまうため、その結果下痢になってしまうのです。
このほか、消化器系の機能が乱れると腸の運動が活発になり、便が腸を急速に通過して水分吸収がうまく行われないこともあります。これも下痢になってしまう原因です。
水分不足になりやすい人の特徴
水分不足になりやすい人の特徴は以下のとおりです。
ご高齢の方
ご高齢の方は口渇中枢の感受性が低下することによって、喉の渇きを感じにくくなります。これにより、水分を摂取せず不足してしまうことがあるのです。
このほか、トイレに行く頻度を気にして水分を摂取しない方もいます。とくに夜間は失禁を気にする方もいるため、水分の摂取をあえて控えてしまい、この結果水分不足になってしまうのです。
さらに、ご高齢の方は水分喪失量が増加することも水分不足になりやすい原因です。ご高齢の方は基礎代謝量が減少し、体内で生成される水分量も減少します。これにより、体内に溜められる水分量が少なく、暑さなどの環境変化によって水分不足を引き起こしてしまうのです。
参照：
子ども
子どもは成人に比べて水分の保有率が高く、体内を出入りする1日あたりの水分量も多いといわれています。そのため、こまめに水分補給をしないと体内の水分が不足してしまうのです。
子どもの場合、たとえば遊びに夢中になっていると水分補給を忘れることがあります。自己管理が難しいため、子どもにはこまめに水分補給を促すことが大切です。
運動をする方
運動をすると汗をかくため、体内の水分が失われてしまいます。とくに暑い時期に運動をすると寒い時期に比べて汗をかきやすくなるため、多くの水分が失われてしまうでしょう。室内で運動をする場合であってもこまめな水分補給が大切です。
高温環境下で仕事をする方
高温環境下で仕事をする方も水分が不足しやすくなります。具体的には、たとえば農作業をする方や建築現場で仕事をする方、冷房設備がない工場内で作業をする方などが当てはまります。高温環境下では汗をかきやすく、体内の水分が失われてしまうため注意が必要です。
水分不足を防ぐための対処法
水分不足は頭痛や手足のしびれ、発熱、寒気、吐き気、下痢などさまざまな症状を引き起こします。また、水分不足が進むと脱水症を引き起こす恐れもあることから、早めの対処が必要です。そこで以下では、水分不足を防ぐための対処法をご紹介します。
こまめに水を飲む
第一に、こまめに水を飲むことが大切です。水分不足を防ぐには「とりあえず水分なら何でもよい」と思う方もいるかもしれませんが、カフェインやアルコールなどは避けるようにしましょう。なぜなら、カフェインやアルコールには利尿作用があるからです。トイレに行く回数が増え、体内の水分が失われやすくなります。そのため、水分補給をするなら水がおすすめです。水なら糖分やカロリーなどを気にしなくてもよいので、気軽に摂取しやすいでしょう。
食事を抜かない
水分不足を防ぐためには、食事を抜かないことも大切です。なぜなら、食事からも水分を補うことができるからです。たとえば「ダイエットをしているから」「朝は忙しいから」などの理由で朝食を抜いてしまうと、通学・通勤途中で水分が不足する可能性があります。とくに暑い時期は汗をかきやすくなるため、水分不足にならないよう食事もしっかり摂取しましょう。
高温の場所や乾燥しやすい場所はなるべく避ける
高温の場所や乾燥しやすい場所は汗をかきやすく、体内の水分が蒸発しやすくなります。この結果、水分不足になってしまうのです。水分不足を防ぐためにも、暑いときは涼しい屋内へ移動する、乾燥しているときは加湿器を使用するなどの対策を講じるようにしましょう。
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まとめ
頭痛が起こる原因はさまざまです。しかし、なかには水分不足が原因で頭痛が起こる場合もあります。また、頭痛以外にも水分不足は手足のしびれ、発熱、寒気、吐き気、下痢などの症状を引き起こすこともあるため、注意しなければなりません。水分補給をする際は、利尿作用のあるカフェインやアルコールを避け、水を飲むとよいでしょう。
アクアクララのお水は、硬度「29.7mg/L」の軟水です。口当たりがまろやかで飲みやすいため、水の味にもこだわりたい方はぜひアクアクララのウォーターサーバーをご利用ください。
