ウォーターサーバーのコンセントを抜くのはNG!その理由と注意点

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「ウォーターサーバーのコンセントは差しっぱなしに」といわれていますが、その理由をご存じでしょうか。知らずにウォーターサーバーのコンセントを抜いてしまうと、水を処分しないといけなくなったり電気代が高くなったりと損をしてしまいます。
そこで今回は、ウォーターサーバーのコンセントを抜いてはいけない理由や抜いたほうがよい場面、延長コードの使用可否などについてご紹介しています。ぜひご参考にしてください。
ウォーターサーバーのコンセントを抜いてはいけない理由
ウォーターサーバーのコンセントを抜いてはいけない理由には、主に「衛生面が保てなくなる」「電気代が高くなる」の2つがあげられます。
衛生面が保てなくなる
ウォーターサーバーは、タンク内で水を温めたり冷やしたりすることで細菌が繁殖しづらい環境を作っています。にもかかわらずコンセントを抜いてしまうと、ウォーターサーバーが稼働しなくなり水が常温に戻ります。これにより、細菌が繁殖しづらい環境を保てなくなってしまい、衛生面に影響が出てしまうのです。くわえて、自動クリーン機能を搭載しているウォーターサーバーであればそれも稼働しなくなるので、その結果細菌が繁殖してしまいます。
こうした細菌の繁殖を防ぐには、ウォーターサーバーの電源を常にオンにしておかなければなりません。そのため、ウォーターサーバーのコンセントを抜いてはいけないのです。
電気代が高くなる
「ウォーターサーバーを数時間ほど使わないときは、コンセントを抜くと電気代を抑えることができる」と考える方もいますが、それは誤りです。なぜなら、コンセントを抜くと常温に戻った水を再度温めたり冷やしたりしなければならず、それによりコンプレッサーが余計に稼働し消費電力が大きくなってしまうためです。かえって電気代が高くなってしまうので、ウォーターサーバーのコンセントを抜いてはいけません。
例外あり!停電時はウォーターサーバーのコンセントを抜こう

基本的にウォーターサーバーのコンセントは抜いてはいけませんが、停電時は例外です。なぜなら、ウォーターサーバーのコンセントを差し込んだままだと、電気が復旧したタイミングで大量の電流が一気に流れる可能性があるため。この場合、ケーブルがショートし火災が起こる恐れがあります。
また、大量の電流が一気に流れるとウォーターサーバーに負荷がかかり、故障の原因にもなりかねません。そのため、停電した際はウォーターサーバーのコンセントを抜くようにしましょう。
停電復旧後、すぐにコンセントを差し込んだ場合も同様の危険性があるので、コンセントは復旧後5分ほど経ってから差し込みましょう。
ただし、ウォーターサーバーによって停電復旧後の対応は異なり、速やかにコンセントを差さないといけない場合もあるので、前もって確認しておくことが大切です。
停電復旧後のボトル内の水に関しては、常温に戻ることによって細菌が繁殖する可能性があるので、飲む際には十分注意しましょう。
たとえば、短時間の停電であればさほど大きな問題はありませんが、念のため1〜3日で水を飲みきるのが堅実です。反対に、長時間にわたって停電した際は細菌が繁殖している可能性があるので、飲料水としての使用は避けることをおすすめします。
なお、停電時間が長い場合、ウォーターサーバーによってはメンテナンスが必要なこともあるので、メーカーや販売代理店に問い合わせて対応方法を確認しましょう。
コンセントが届かないときは延長コードを使用してもよい?
ウォーターサーバーを設置する際に延長コードを使用する方もいますが、それは原則禁止です。なぜなら、延長コードを使用すると水漏れした際に漏電・感電する危険性があるからです。
たとえば延長コードに差込口が3つあり、そのうちの1つをウォーターサーバーに使用したとします。残り2つは空いている状態なので、万が一そこに水をこぼしてしまうと差込口の内部に水滴が付着しやすくなります。これにより、ショートし感電する危険性があるのです。
また、延長コードの差込口に入り込んだ水が乾いたとしても、漏電や発火が起こる可能性はゼロではないので、延長コードの使用は避けるべきといえます。
このほか、延長コードを使用してはいけない理由には、トラッキング現象を引き起こす危険性があるという点もあげられます。
トラッキング現象とは、コンセントに付着した埃が空気中の湿気を帯びることによって漏電し、出火する現象のこと。壁にあるコンセントと違って、延長コードは差込口が上向きなので埃が溜まりやすいのが特徴です。こまめに埃を取り除かないとトラッキング現象を引き起こす恐れがあるので、基本的に延長コードの使用は避けなければなりません。
なお、たこ足配線に関しても延長コードと同様に使用厳禁です。ほかの家電製品とウォーターサーバーの電源プラグを差し込んだときに電気の許容量を超えてしまうと、火災につながる恐れがあります。
延長コードを使用せずウォーターサーバーを利用する方法

漏電や感電、発火などのリスクを避けるためには、延長コードの使用を避けることが大切です。そこで以下では、延長コードを使うことなくウォーターサーバーを利用する方法をご紹介します。
コンセントがある場所に設置する
延長コードの使用を避けるには、ウォーターサーバーをコンセントの近くに設置する必要があります。そうすれば、ウォーターサーバーの電源プラグとコンセントが届くようになるので、延長コードが必要なくなり、漏電や感電、発火などのリスクを抑えることができます。
ただし、コンセントがあっても直射日光が当たる場所や湿度の高いところ、床の安定感がないところなどは避けることが大切です。
コンセントを新設する
延長コードを使うことなくウォーターサーバーを利用するには、コンセントを新設するのも一案です。費用がかかりますが、ウォーターサーバーを置きたい場所に設置できます。
まとめ
ウォーターサーバーのコンセントは、基本的に抜いてはいけません。もし抜いてしまうと衛生面を保てなくなったり電気代が高くなったりするので、常に差しっぱなしにしておきましょう。
コンセントがない場所にウォーターサーバーを設置したい場合、延長コードの使用はなるべく避けるのが堅実です。費用はかかりますが、コンセントを新設するなどの対策を取るようにしましょう。
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