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脱水症状とは?注意すべきタイミングや予防法を徹底解説!

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体内の水分が不足すると脱水症を引き起こしやすくなり、最悪な場合は命に関わる危険性もあります。そのため、毎日の生活でしっかりと水分をとっていかなければなりません。では、脱水症を防ぐにはどのタイミングで水を飲むのがよいのでしょうか。

今回は、脱水症の主な原因や症状をはじめ、注意すべきタイミング、かくれ脱水に気づくためのポイント、予防法をご紹介します。また、脱水症予防におすすめなアクアクララのウォーターサーバーについても解説しているので、ぜひご覧ください。

水分不足が招く危険な脱水症とは?

そもそも脱水症とは、「体内にある体液が不足した状態」を示します。体液といっても水だけではなく、ミネラルやタンパク質などで構成されており、これらが不足することで身体が脱水症を引き起こします。

主な原因

脱水症の原因のひとつに、「水分の摂取量が不足していること」があげられます。とくにご高齢の方は、口渇中枢(こうかつちゅうすう)の感受性の低下により喉の渇きに気づきにくくなります。そのため、水分の摂取量が不足し喉の渇きを感じたときには、すでに脱水症を引き起こしていることがあるのです。

また、加齢によって食欲が減退し、食事からの水分を摂取できないだけでなく、飲み物を口にすることも少なくなってしまいます。さらに、夜間のトイレを気にして水分を控えるご高齢の方も少なくありません。その結果、体内の水分量が不足し、脱水症を引き起こしやすくなってしまうのです。

このほか、「水分の喪失量の増加」も脱水症の原因と考えられています。一般的には、下痢や嘔吐、病気などが水分の喪失量の増加につながるといわれています。ただし、ご高齢の方の場合はこれらの原因に加えて「基礎代謝量の減少」によっても失われる水分量が増えてしまいます。また、高齢になると筋肉や皮下組織の備蓄水分量も減少するので、病気に関係なく脱水症を引き起こしやすくなってしまうのです。

ご高齢の方だけでなく子どもも「水分の喪失量の増加」が原因で脱水症を招きやすくなります。とくに乳児の場合、腎臓が未発達のため尿の量が多くなるのに加えて、呼気や皮膚から失われる水分量も大人に比べると多いといわれています。下痢や嘔吐などの症状が出てしまうとさらに水分量が失われてしまうため、脱水症を招きやすくなってしまいます。

具体的な症状

脱水症状の具体的な内容は、「どの程度の脱水症か」で異なります。

軽症の場合は、「喉が渇く」「めまい」「食欲減退」「尿量の減少」「大量に汗をかく」などの症状が現れることがほとんど。症状が中等度の場合は、「皮膚の紅潮化」「全身の脱力感」「手足の震え」「ふらつき」「頭痛」「呼吸困難」などが引き起こされます。軽症のときとは異なり汗は出ませんが、だからといって脱水症ではないと自己判断しないよう注意しましょう。そして重症の場合は、「失神」「目の前が暗くなる」「筋痙攣」「飲み込むのが困難になる」などの症状が現れます。

子どもの場合は大人に比べて早期に脱水状態になるだけでなく、重症化しやすいのでより気をつけなければなりません。子どもの脱水症に大人が早く気づくことができるよう、具体的な症状を知っておきましょう。

【小児の場合】

脱水状態 体重減少 脱水症状
軽症 4〜5% ・皮膚の色が変わり弾力性がなくなる
・大量に汗をかく
・尿量が減少する
中等度 6〜9% ・全身ぐったりした状態になる
・皮膚が蒼白になる
・目が落ちくぼんでいる
・汗の量が減る
重症 10%以上 ・全身が痙攣する
・頭部のくぼみが顕著になる
・汗が出なくなる

意思疎通ができる子どもの場合は水分補給させやすいですが、乳児の場合は嫌がって飲まないことがあるでしょう。また、離乳食がはじまる前の乳児だと「母乳とミルクで十分水分は摂れているから水やお茶などを飲ませなくてもよい」といわれることもあり、あえて水を与えないこともあるかもしれません。しかし、母乳やミルクの量が不十分だと脱水症を引き起こす恐れがあります。
とくに汗をかきやすい暑い時期は積極的に水分補給させるほか、オムツの状態をこまめに確認するようにしましょう。もし半日以上排尿がなければ脱水症を引き起こしている可能性があるため、脱水症になる前にオムツをチェックし、「いつもより排尿が少ないかも」と感じたら早めに水分補給をさせることが大切です。

脱水症を招きやすい?注意すべきタイミング

脱水症を招きやすいタイミングには、主に「日常生活」「スポーツ時」「夏場・冬場」の3つがあげられます。

日常生活

日常生活の中でもとくに注意したいタイミングが「就寝時」です。私たちは寝ている間も大量の汗をかきます。それにより、体内の水分が失われてしまい、脱水症を招く危険性があるのです。
また、「入浴時」も注意したいタイミングのひとつです。就寝時と同じく、入浴時も大量の汗をかくため体内の水分が失われやすく、脱水症を招いてしまうことがあります。

このほか「飲酒後」も脱水症を招きやすいタイミングになるので、注意しなければなりません。なぜなら、アルコールには利尿作用があるからです。たとえば、ビールを10本飲んだ場合の尿の排出量は、ビール11本分に相当するといわれています。つまり、飲酒後は利尿作用により尿の排出量が多くなってしまうということ。そのため、飲酒後はアルコール以外の飲料で水分補給をしないと、脱水症を招きやすくなります。

スポーツ時

スポーツ時は普段よりも汗をかきやすいため、体内の水分が多く失われます。気温が高いときはもちろん、気温の低いときや屋内でのスポーツであっても汗はかいてしまうもの。そのため、水分補給を怠ってしまうと、脱水症を引き起こしやすくなります。

夏場・冬場

夏場・冬場も脱水症を招きやすくなります。

夏場は、気温や湿気によって汗をかきやすく、体内の水分が多く失われがちです。そのため、夏場に脱水症を引き起こしてしまう方は少なくありません。
一方で、冬場は「乾燥」が原因で脱水症を引き起こしやすくなります。私たち人間は、汗や尿以外にも皮膚からの水分蒸発によって体内の水分を排出しています。冬場は、乾燥によって「水分蒸発がしやすい状態」になってしまうので、脱水症を引き起こしやすくなるのです。

さらに、冬場に脱水症を招いてしまう原因には「喉の渇きを感じづらくなってしまうこと」もあげられます。「喉が渇いてから水を飲む」というケースが多くなり、知らずのうちに脱水症を引き起こしやすい状態を作ってしまうのです。脱水症というと「夏場に起こるもの」というイメージがあるかもしれませんが、冬場も十分注意しなければなりません。

このほか、冬場に脱水症を招いてしまう原因には「感染症による発熱や嘔吐、下痢」もあげられます。冬場は乾燥により風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなどにかかりやすくなります。これらの感染症にかかった場合、熱が出たら体温が上昇し汗をかきやすくなるでしょう。また、嘔吐や下痢症状がある場合は水分が体内から排出されます。これにより、脱水症を引き起こす可能性があるのです。

かくれ脱水に素早く気づくためのチェックポイント

かくれ脱水とは、知らずのうちに体内の水分量が減り、脱水症を引き起こす一歩手前の状態のことです。先述したように、夏場に比べて冬場は喉が渇きにくい上、乾燥によって水分が蒸発しやすい状態になります。そのため、冬場にかくれ脱水になることも珍しくないのです。かくれ脱水を放置していると脱水症を引き起こしてしまうため、以下のようなサインがみられたら早めの水分補給を心がけましょう。

  • 喉が渇く
  • ダイエットをしているわけでもないのに短期間で体重が減っている
  • 尿の色がいつもと違って濃くなっている
  • 感染症や病気にかかっているわけでもないのに体温が37℃以上と高くなっている
  • 頭がぼーっとする
  • 集中力が低下する
  • 汗を大量にかく

上記の症状が現れても、「少し体調が悪いのかも」と軽視されがちです。かくれ脱水とは気づかず「休んだら治る」と思い、水分補給もせず寝てしまうこともあり得るでしょう。水分補給をしないとそのまま脱水症へと進行してしまうため、上記のかくれ脱水のサインを覚えて、ひとつでも該当するときは水分を摂取することをおすすめします。

また、先述したようにご高齢の方は食欲の減退により食事から水分をあまり摂取できなくなる上、飲み物を飲むことが少なくなります。また、夜間にトイレに行く回数を減らすため夜は飲み物をあまり飲まないようにしている方もいるでしょう。ご高齢の方はかくれ脱水を引き起こしやすいので、以下の症状がみられたら早めに水分を摂取することが大切です。

  • 口の中が粘つく
  • 唾液が少なく、また唾液を飲み込めないときがある
  • 皮膚にツヤがなく乾燥している
  • ポロポロと皮膚が落ちる
  • 便秘になった、もしくは以前に比べて便秘がひどくなった
  • 手の甲の皮膚をつまんで離したあと、跡が3秒以上残ってすぐに元に戻らない
  • 足のすねがむくんで靴下の跡が10分以上残ったままになる

かくれ脱水は自身が早めに気づくことが重要です。上記の項目に該当する症状がないか確認し、ひとつでも疑いがあれば喉が渇いていなくても飲み物を飲むようにしましょう。

脱水症を引き起こさない!日常生活で取り入れたい予防法

では、脱水症を引き起こさないためにはどうすればよいのでしょうか。以下では、日常生活で取り入れたい4つの予防法をご紹介します。

こまめに水分補給をする

脱水症を予防するには「こまめな水分補給」が欠かせません。一度にたくさんの水を飲むのではなく、定期的に水分補給をするようにしましょう。たとえば、水分が不足しやすい「起床時」「スポーツの前後」「入浴前後」「飲酒後」「就寝前」の水分補給は必須といえます。また、「喉が渇く前」に水分補給をするのもポイントです。

好きな飲み物を飲む

脱水症を予防するには「好きな飲み物を飲む」のも効果的です。とくにご高齢の方や小さい子どもの場合、気分によっては水分補給をしないこともあります。それでは予防するどころか脱水症を助長してしまうため、好きな飲み物で水分補給を促すようにしましょう。ただし、糖分の多い飲み物に関しては飲み過ぎないよう注意が必要です。

「普段あまり水分を摂らない」という大人の方も脱水症を引き起こしやすいので、好きな飲み物を飲んで水分を補うようにしましょう。とはいえ、アルコールやカフェインは避けることが大切です。繰り返しになりますが、アルコールには利尿作用があるためトイレに行く回数が増えて通常よりも体内の水分が排出されやすくなります。カフェインにもアルコールと同様にカフェインが含まれているので、水分補給には向いていません。脱水症を予防するために水分を摂取するなら、好きな飲み物で、かつアルコールやカフェインが含まれていない飲み物を飲むことをおすすめします。

フルーツやゼリーで水分を補う

脱水症を予防するなら、「フルーツやゼリーで水分を補う」のも一案です。先述したように、とくにご高齢の方や小さい子どもの場合は飲み物をすすめても、気分によっては飲んでくれないことがあります。そのような場合、フルーツやゼリーを食べてもらうとよいでしょう。
フルーツやゼリーには水分が多く含まれているため、おいしく味わいながら水分を補給することができます。ご高齢の方や子どもが好きなフルーツやゼリーを常に用意しておけば、自ら食べて水分を補えるはずです。

部屋を適温に保つ

「部屋を適温に保つこと」も脱水症の予防法のひとつです。
昨今は電気代の値上がりにより、節約するために「扇風機やエアコンをつけない」という方もいるでしょう。しかし、節約のためとはいえ危険です。とくに夏場は気温が高く汗をかきやすいので、窓を開けて扇風機を使用したり冷房をつけたりして室温調整をするようにしましょう。また、日が落ち気温が下がる夜間も脱水症を起こす危険性はゼロではありません。そのため、就寝時の室温調整にも十分配慮しましょう。

冬場は、先述したように乾燥が原因で脱水症を招いてしまう可能性があります。寒いときに使用するストーブや暖房は室内をより乾燥状態にしてしまうため、湿度を保つことが大切です。たとえば、加湿器を使用したり濡らしたタオルを干したりすることで乾燥を防げます。また、霧吹きで水を空気中に含ませる、容器に水を入れて枕元に置いておくといった方法も乾燥対策になるので、ぜひ試してみてください。

脱水症の予防に最適!アクアクララのお水で手軽に水分補給

脱水症予防として「おいしい水の確保」「水分補給のしやすさ」にこだわるなら、アクアクララのウォーターサーバーの利用がおすすめです。

ミネラル成分をバランスよく配合したお水

アクアクララで使用しているお水は、カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウムの4種のミネラル成分をバランスよく配合した軟水です。お水の硬度は29.7mg/Lとなっており、口当たりがまろやかで日本人が「飲みやすい」と感じる仕上がりになっています。そのため「おいしい水で水分補給したい」という方には、とくにアクアクララのウォーターサーバーがおすすめです。

天然水ではなくRO膜(逆浸透膜)でろ過した安心安全な軟水

温水・冷水でおいしいお水が手軽に味わえる

アクアクララのウォーターサーバーなら、温水・冷水の両方を瞬時に出せます。たとえば、寒い冬の時期には「温かい飲み物を飲みたい」と思うことも少なくありません。ヤカンや電気ケトル、電気ポットなどでお湯を沸かすとなると、待ち時間が発生しますし手間もかかってしまいます。その点、アクアクララのウォーターサーバーならすぐに温水を用意できます。「飲みたい」と思ったときにすぐ飲めるので、スムーズな水分補給ができるのです。

ウォーターサーバーはなぜお湯が出る?その温度は?仕組みとお湯の使い方

まとめ

脱水症は、誰もが引き起こす可能性のある危険な状態です。とくに、ご高齢の方や小さい子どもは脱水症を招きやすいため、こまめに水分補給を行うことが大切です。また、過ごす環境も脱水症を招く要因になるので、今回ご紹介した予防法を参考にしつつ、水分補給がしやすいようにウォーターサーバーの利用を検討してみてください。

アクアクララのウォーターサーバーなら、温水・冷水をすぐに準備できます。おいしいお水が飲めるだけでなく好きな飲み物を手軽に作れるので、脱水症の予防に効果的です。さらにアクアクララでは、「卓上タイプ」のウォーターサーバーも取り扱っています。卓上タイプならカウンターキッチンや棚の上などの省スペースに設置することができるので、「ウォーターサーバーの置き場所がない」というご家庭でも利用しやすいでしょう。寝室に置けば寝る前や寝起きにも水分補給がしやすくなるので、脱水症を防ぐためにもぜひウォーターサーバーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。