最初の離乳食は昆布だしからスタート!レパートリーが広がるレシピも公開
目次
離乳食が始まると、「何を与えたらよいのかわからない」「赤ちゃんが離乳食を食べてくれない」など、さまざまな悩みに直面することがあるでしょう。もし味に変化をつけたいときは、昆布だしを使用するのがおすすめです。
そこで今回は、昆布だしがおすすめの理由や作り方、アレンジレシピ、昆布だしを作る際・保存する際の注意点をまとめているので、ぜひご参考にしてください。
離乳食が始まったらだし汁は「昆布だし」がおすすめ
離乳食が始まる目安は生後5〜6カ月。赤ちゃんの初めての食事は一般的に10倍粥を1日1さじから始め、慣れてきたらすりつぶした野菜や豆腐などを与えていきます。しかし、与えられる食材は多くはないので、赤ちゃんによっては食材だけだと味に飽きて食べなくなることも。そのような場合、「昆布だし」を使用するのがおすすめです。
昆布だしには、うま味成分の“グルタミン酸”が含まれています。グルタミン酸は母乳にも含まれている成分なので、赤ちゃんにとっては慣れ親しんだ味で食べてもらいやすくなります。昆布だしをいつもの料理にプラスするだけで、赤ちゃんが飽きることなく食べてくれるかもしれません。
風味付けにも便利!昆布だしの作り方
昆布だしは、おかゆやうどんなどを作るときだけでなく、完成した離乳食に少し加えて風味付けとしても活用できます。比較的簡単に作れるので、昆布だしの作り方を覚えておきましょう。
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材料 (450ml分(出来上がり量))
昆布 5g
水 500ml
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作り方
1.昆布は水をしっかり絞ったふきんできれいに拭きます。
2.鍋に1と水を入れ、蓋をして1時間程度浸けます。
3.2の蓋をとり、中火にかけます。
4.沸騰する直前に火を止め、昆布を取り出します。
5.再び中火にかけ、ひと煮立ちしたら完成です。
昆布だしを初めて与える際はアレルギーの有無がわからないので、1さじだけ与えて様子を見ることが大切です。また、万が一アレルギー反応が出たときのために病院を受診できるよう平日の午前中に与えましょう。
離乳食のレパートリーを増やせる!昆布だしを使ったアレンジレシピ
赤ちゃんの成長につれて離乳食を与える回数が増えるため、「何を作ろう」と悩むことがあるはず。昆布だしを使ったアレンジレシピを3つご紹介するので、ぜひ離乳食作りの参考にしてください。
にんじんを使った離乳食
離乳食に向いているにんじんに昆布だしをプラスしたレシピは以下のとおりです。
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材料(作りやすい分量)
・にんじん 1本
・水 適量
・茹で汁またはだし汁 適量
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茹でる場合
1.にんじんの皮をむき、大きめの輪切りに切る。
2.鍋に、にんじんを入れ、水を被るくらい入れ強火にかける。
3.沸騰したら弱火にし柔らかくなるまで茹でる。
4.ザルに上げ冷ます。
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電子レンジの場合
1.にんじんの皮をむき、大きめの輪切りに切る。
2.耐熱容器に人参を入れ、水を大さじ2加えてふんわりラップをかける。
3.600wのレンジで約5分加熱する。
4.取り出してラップをかけたまま粗熱が取れるまで冷ます。
5.お子さまの月齢に応じて、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでペースト状にし、茹で汁またはだし汁で食べやすいように伸ばす。
(すり鉢や裏ごし器を使って手動でつぶしてもOK)
さつま芋を使った離乳食
生後5〜6カ月から赤ちゃんに与えられるさつま芋の離乳食は以下のとおりです。
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材料(作りやすい分量)
・さつま芋 小1本(大きいものの場合は1/2本)(1食あたり約5〜10g)
・お湯またはだし汁 適量
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作り方
1.よく洗ったさつま芋は、皮を厚めにむいて輪切りにし、水にさらしてアクを抜く。
2.耐熱容器に入れ、水を大さじ2加え、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600w)で約4分加熱し、ラップをしたまま粗熱が取れるまで冷ます。
(茹でる場合は、鍋に入れ、ひたひたの水を入れて強火にかける。沸騰したら弱火にして落し蓋をし、沸騰させないように約5〜8分茹でる。柔らかくなったらザルやお皿に上げ、冷ます)3.お子さまの月齢に応じて、ハンドブレンダーやフードプロセッサーでだし汁またはお湯(目安は大さじ2杯位)を加えてペースト状にし、食べやすいとろみになるまでお湯またはだし汁で伸ばす。
(すり鉢や裏ごし器を使って手動でつぶしてもOK)
うどんの離乳食
うどんも生後5〜6カ月の赤ちゃんに与えることができます。レシピは以下のとおりです。
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材料(作りやすい分量)
・茹でうどん(塩分不使用) 1玉(1食分は約20g)
・だし汁または水 適量
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作り方
1.うどんを適当な大きさに刻む。
2.鍋にうどんと水またはだし汁を入れ、弱火でとろとろになるまで(表示時間より約5〜8分多めに)煮る。
(水分がなくなりそうな場合は水を足してください)
(乾麺の場合は、短く折って柔らかくなるまで茹で、ザルにあげて水でしっかり洗ってから使用してください)3.ハンドブレンダーに入れ、ペースト状にする。または、すり鉢で擦ったり、網でこしてだし汁などで伸ばしペースト状にする。
4.10倍がゆくらいのとろみ加減になるように必要であれば、だし汁などで伸ばす。
昆布だしを作る際・保存する際の注意点
赤ちゃんに与える昆布だしを作る際・保存する際は、以下の3つの注意点を守ることが大切です。
薄味で作る
昆布だしは薄味で作るようにしましょう。濃い味付けに慣れてしまうと、薄味のものを与えたときに「物足りない」と感じ、食べなくなることがあります。また、濃い味付けを好むようになると将来生活習慣病になる可能性もあるでしょう。子どもが健やかに育つよう、昆布だしを作る際は薄味にすることをおすすめします。
離乳食は加熱する
昆布だしをはじめ、赤ちゃんに与える離乳食は加熱することが大切です。なぜなら、赤ちゃんは抵抗力が弱く食中毒を起こしかねないからです。基本的には作ったばかりの昆布だしを与えることがベストですが、作り置きする場合は赤ちゃんに与える前に必ず加熱するようにしましょう。
早めに使い切る
昆布だしは冷凍保存ができるため、作り置きにも向いています。できあがった昆布だしを製氷皿に入れて保存すれば、使用したい分だけ取り出せて便利です。
ただし、衛生面の観点から冷凍保存した昆布だしは早めに使い切るようにしましょう。
昆布だしをよりおいしく作るなら水にもこだわろう
水道水には殺菌作用のある“塩素”が含まれており、飲んだときに「あまりおいしくない」と感じるのはこの塩素が風味に影響しているからです。
昆布だしを作る際、水道水を使用すると素材本来の風味にも影響する可能性があるため、よりおいしく作りたいときは水にもこだわりましょう。
なかでもおすすめなのが、ウォーターサーバーの水です。塩素が含まれていないので、昆布だしをはじめ素材の風味を生かしたい料理にも活用できます。また、ウォーターサーバーは温水をすぐに準備できるため、赤ちゃんのミルク作りにも使えて、家事の負担軽減にもつながります。
なお、アクアクララのお水はRO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムで原水に含まれる不純物を取り除いたピュアウォーターをベースにしています。その限りなく純水に近い水に4種類のミネラル成分をバランスよく配合。これにより、硬度「29.7mg/L」の軟水に仕上げています。
昆布だしを含む離乳食やミルク作りに活用できるので、ウォーターサーバーを使ったことがない方はぜひアクアクララを利用してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
最初の離乳食は10倍粥が基本ですが、慣れてきたらさまざまな食材を与えることができます。「そろそろだし汁を使いたい」というときは、昆布だしから始めましょう。昆布だしにはうま味成分のグルタミン酸が含まれており、母乳と同じ成分です。赤ちゃんにとっては慣れ親しんだ味なので、抵抗なく口にしてくれるかもしれません。そのため、初めてのだしには昆布だしがおすすめです。
昆布だしを作る際は、今回ご紹介したレシピをぜひご参考にしてください。