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夜間断乳を始めるタイミング・メリット・進め方・注意点を徹底解説!

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赤ちゃんを出産後、しばらくは夜間の授乳も行わないといけないため「寝不足でつらい」と感じるママは多いはず。しかし、夜間断乳をすることで授乳のつらさを少しは軽減することができます。

とはいえ、夜間断乳は「いつでも始めてよい」というわけではありません。夜間断乳を始めるには赤ちゃんとママのタイミングが大切なので、目安を押さえておきましょう。

そこで今回は、夜間断乳を始めるタイミングの目安やメリット、進め方などをご紹介します。また、夜間断乳を始めるにあたっての注意点も解説しているので、ぜひご覧ください。

夜間断乳はいつから始めたらよい?

夜間断乳を始めるタイミングに決まりはありませんが、目安は子どもが1歳を過ぎてからです。なぜなら、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは母乳を与えないと栄養が偏ってしまうため。ミルクを与えていない場合は母乳で栄養を補うので、無理に夜間断乳を始めるのは望ましくありません。

とはいえ、ママによっては「夜間の授乳がきつい」ということもあるでしょう。その場合は、下記のサインが見られたら夜間断乳を始めるのがおすすめです。

  • 夜間に授乳しなくても眠るようになってきた
  • 授乳の回数が減ってきた
  • 離乳食をしっかり食べられている
  • 母乳以外で水分を摂取できるようになってきた

ただし、上記はあくまで目安です。どうしても夜間の授乳がきついときは、寝る前に搾乳してそれを与えるか、ミルクを与えるとよいでしょう。そうすれば、夜間断乳を始められなくても夜間の授乳の負担を少しは軽減できるかもしれません。

夜間断乳をするメリット

 

夜間断乳をすることによって得られるメリットは主に3つあります。

1つ目が「ママの負担が軽減される」です。搾乳をせず直接おっぱいを与えている場合は、ママが対応しなければなりません。育児の負担が偏り、つらいと感じてしまうママは多いでしょう。しかし、夜間断乳をしてミルクに切り替えればパパや同居している家族にも協力してもらえます。これにより、ママの負担が軽減されます。

2つ目が「赤ちゃんの夜泣きの回数が減って家族の睡眠不足が解消される」です。夜間におっぱいもミルクも与えない場合、最初の数日間は赤ちゃんが泣いて睡眠不足になることもありますが、次第に赤ちゃんが夜間は授乳してもらえないと理解してくるようになります。そうなると、まとまって寝てくれるようになるため家族の睡眠不足が解消されます。

3つ目が「スムーズに卒乳できる可能性がある」です。夜間断乳をすると、おっぱいを与えないと赤ちゃんが寝ないという状況を解消できるので、夜間以外の授乳回数を徐々に減らしていけば赤ちゃんがおっぱいを欲しがる回数も減らせます。これにより、すんなり卒乳してくれる可能性があります。

夜間断乳を成功へと導く4つのステップ

夜間断乳は初日からうまくいくとは限りません。一度失敗すると「まだ授乳を続けなければ」と思い、夜間断乳を諦めてしまうママもいるでしょう。しかし、以下のステップで進めていけば夜間断乳を成功させられる可能性があります。

1.生活リズムを整える

まずは赤ちゃんが夜間ぐっすり眠れるよう生活リズムを整えることが大切です。赤ちゃんが夜間に起きると泣いてしまい、泣き止ませるために授乳するママもいるでしょう。しかし、これでは断乳が難しくなってしまいます。

夜間断乳を成功させるためにも、朝の起床時間やご飯の時間を一定にするのがおすすめです。また、お昼寝時間を短くして日中は体を動かす遊びを取り入れるとよいでしょう。そうすれば、夜間にまとまって寝てくれるので授乳をしなくても済むようになります。

2.寝る前はたっぷり授乳をする

赤ちゃんが夜間にお腹が空いて起きないように、寝る前はたっぷり授乳するのがおすすめです。いつもより少し長めにおっぱいをあげたり、ミルクをあげたりすると良いでしょう。

3.寝る前の添い乳をやめる

これまで赤ちゃんを寝かせるときに添い乳をしていたママは、別の方法で寝かしつけることが大切です。なぜなら、添い乳に慣れてしまうと夜間起きた際におっぱいがないと赤ちゃんが寝てくれなくなるからです。

ママは寝不足の状態が続くため、「睡眠時間を確保するために早く寝かしつけたい」と思い、添い乳をしてしまうこともあるかもしれません。これでは夜間断乳が難しくなってしまうので、断乳を決意したら寝る前の添い乳はやめるようにしましょう。背中をトントンしたり抱っこしたりして、赤ちゃんの寝かしつけを別の方法で試してみてください。

4.泣いても数日は我慢する

夜間断乳を始めると、赤ちゃんが授乳してもらえないことによって大泣きすることがあります。泣き続ける我が子を見て苦しくなり、授乳をするママも多いでしょう。しかし、赤ちゃんが泣いても授乳は我慢し、抱っこをするなどしてあやすことが大事です。数日すると赤ちゃんも慣れてくるので、夜間断乳ができるようになります。

押さえておこう!夜間断乳をするときの注意点

夜間断乳をすることでママの負担を軽減できますが、母乳量が多い状態で急に始めるのは望ましくありません。なぜなら、「乳腺炎」になる可能性があるからです。乳腺炎とは、母乳を作る「乳腺」に炎症が起きている状態のことをいい、「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2つに分類されます。

うっ滞性乳腺炎は乳房に多くの母乳が溜まることによって炎症を起こし、化膿性乳腺炎は乳腺が細菌に感染して炎症を引き起こします。

夜間断乳をすると授乳回数が減るため、母乳量が多いママは搾乳しないとうっ滞性乳腺炎になる可能性があります。もし乳腺炎になった場合は痛みが伴うので、搾乳したり赤ちゃんに母乳を与えたりと早めの治療が大切です。自身で対処できない場合は、病院で薬を処方してもらうか、助産師にマッサージしてもらわなければいけません。

乳腺炎にならないためにも、母乳量が多いときは急に始めず、授乳の間隔を少し空けたり搾乳する量・回数を減らしたりして、まずは母乳の分泌量を徐々に減らすようにしましょう。

赤ちゃんとママの水分補給に便利!ウォーターサーバーを活用しよう

夜間断乳をするときは、赤ちゃんが母乳以外で水分を摂取する必要があります。そこでおすすめなのが、ウォーターサーバーです。

ウォーターサーバーの水は衛生的なので、安心して赤ちゃんに与えることができます。くわえて、ウォーターサーバーの温水を使用すれば、ミルクや粉末状の麦茶などもすぐに作れます。お湯を沸かす手間を省けるため、母乳以外の水分を与えやすくなるでしょう。

赤ちゃんだけでなく、ウォーターサーバーはママの水分補給にも最適です。夜間断乳をする場合は、乳腺炎を予防するためにも水分をしっかり摂ることが大切です。水分が不足すると母乳の元である循環血液量が減り、おっぱいがドロドロした状態になるといわれています。

また、冷たい飲み物は体を冷やすので、血管の収縮により母乳が詰まることもあります。ウォーターサーバーがあれば水分補給がしやすいだけでなく温かい飲み物もすぐに準備できるため、乳腺炎予防にもおすすめです。

まとめ

夜間断乳を始めるタイミングに決まりはありませんが、母乳以外で栄養と水分をしっかり摂ることができるようになったら、断乳を検討してみてもよいかもしれません。ただし、夜間断乳を始める際は乳腺炎に注意が必要です。乳腺炎になってしまった場合は痛みを伴うため、早めに治すためにも夜間断乳は一旦停止したほうがよいでしょう。夜間断乳を再開したいときは、医師に相談しながら進めるのが無難です。

乳腺炎を予防しつつ夜間断乳を成功させたいときは、ウォーターサーバーを活用するのがおすすめです。ウォーターサーバーがあれば、赤ちゃんとママが手軽に水分を摂取できるようになります。ミルクや粉末状の麦茶作りだけでなく、離乳食を作る際にも活用できるので、この機会にぜひウォーターサーバーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。