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生理前のむくみ解消におすすめの飲み物・控えたほうがよい飲み物とは?

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生理が近づくにつれて精神的・身体的な不調を起こす女性もいるでしょうは少なくないもの。そのなかの一つに「むくみ」があり、むくみが出ると太って見えてしまうので気分の低下にもつながりかねません。

そこで今回は生理前に起こるむくみの原因をはじめ、むくみ解消におすすめの飲み物と反対に控えたほうがよい飲み物をご紹介します。生理前のむくみに悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。

生理前に起こるむくみの原因とは?

生理前には、普段より足や顔がむくんでいると実感することもあるでしょう。これは「月経前症候群(PMS)」が関係している可能性があります。月経前症候群とは、生理前になると精神的・身体的に何らかの症状が起こることです。生理前は黄体ホルモンの分泌量が増加し、卵胞ホルモンの分泌が低下しています。ホルモン分泌の変化により、体液が身体に溜まりやすくなり、むくみにつながります。

また、生理前にはいつもより食欲の増進を自覚するという人もいるでしょう。これも、ホルモンの影響により食欲抑制作用が抑えられ、妊娠に向けてエネルギーを蓄えようとするための反応の一つです。結果として普段よりナトリウムや水分の摂取量が増える傾向があり、これもむくみを引き起こす一因となります。

さらに、ストレスや睡眠不足も生理前のむくみを悪化させる要因です。このように複数の要因が組み合わさることで、生理前のむくみが発生しやすくなります。

生理前のむくみ解消に効果的な成分は?

先述した通り、生理前は、ホルモン分泌の変化により、水分が身体に溜まりやすくなり、むくみを引き起こします。このとき、身体に溜まる水分にはナトリウム(塩分)が多く含まれます。そのため、ナトリウムの排泄を促すカリウムや利尿作用のあるカフェインなどが含まれた飲み物を飲むと、むくみ解消の一助になります。

また、ナトリウムを排出するだけでなく、塩分の過剰摂取を避けることも大切です。そのため、カリウムや利尿作用がある飲み物を飲みつつ、塩分が多い食事は避けるようにしましょう。

生理前のむくみを解消したい方におすすめの飲み物11

むくみが出ると「顔がパンパンになる」「足が太く見える」など、外見に影響するため気持ちが沈んでしまう方は少なくないでしょう。そこでここでは、むくみを解消したい方におすすめの飲み物をご紹介します。生理前によくむくみが出る方は、ぜひご参考にしてください。

1.トマトジュース

トマトジュースには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整する働きがあるほか、塩分の排出を促します。塩分がむくみの原因になることもあるので、塩分が原因になっている場合はトマトジュースを飲むことでむくみ解消につながるでしょう。

2.豆乳

豆乳の原料となっている大豆にも、カリウムが豊富に含まれています。体内の余分なナトリウムを尿として排出することで代謝がよくなり、むくみ解消につながります。ただし、豆乳は過剰摂取するとむくみが出る可能性があるため、飲み過ぎには気をつけなくてはなりません。

3.オレンジジュース

オレンジジュースにもむくみ解消に効果的なカリウムが豊富に含まれています。トマトジュースや豆乳が苦手な方は、オレンジジュースを飲んでむくみを解消するとよいでしょう。

4.レモン水

レモンに含まれるクエン酸には、代謝を促す効果があります。そのため、むくみが気になる方はレモン水を飲むとよいでしょう。レモン水を飲むことで、疲労回復効果も期待できます。

5.ルイボスティー

ルイボスティーには、ビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB2が不足するとホルモンバランスが乱れ、代謝も乱れるようになります。この結果、むくみが出てしまうのです。ルイボスティーを飲むことでビタミンB2を補えるため、むくみ解消効果が期待できます。

なお、ビタミンB2が不足すると肌・髪のトラブルが出てくることもあります。生理前は精神的な影響も生じるため、むくみだけでなく美容面のトラブルがより気分の低下につながりかねません。ルイボスティーを飲んで、肌・髪のトラブルも予防しましょう。

6.黒豆茶

黒豆茶にはカリウムが含まれているため、むくみ解消効果が期待できます。さらに、黒豆茶の原料である大豆には大豆サポニンと呼ばれる主成分があり、これが脂肪燃焼に関わるホルモンの分泌を促します。そのため、むくみだけでなくダイエットしたい方は黒豆茶を飲むのがおすすめです。
黒豆茶はノンカフェインで香ばしい香りがするため、寝る前やリラックスしたいときに飲むとよいでしょう。

7.緑茶

緑茶にはカリウムが含まれており、体内の水分バランスを調整することでむくみを抑える効果が期待できます。さらに、緑茶にはビタミンCが含まれているので、酸化を抑制する働きがあり美容効果も得られます。ホルモンバランスが乱れがちな生理前におすすめの飲み物といえるでしょう。

8.

水分をたくさん摂取するからむくみが生じると思い、水分の摂取を控える方もいるでしょう。しかし、むくみの原因には水分不足もあります。水分が不足すると身体が体内にある水分を溜め込もうとします。この結果、部分的に余分な水分が溜まってむくみが生じるのです。そのため、水分をしっかり摂取することが大切です。
水には塩分や糖分、カフェインが含まれていないので安心して飲むことができます。水分が不足している方は水を飲むとよいでしょう。

9.野菜ジュース

野菜にはカリウムが豊富に含まれているため、ナトリウムの排泄を促します。しかし、大量の野菜をそのまま摂取するのは難しいでしょう。そこで手軽に摂取できる野菜ジュースを活用します。野菜をミキサーにかけて手作りするのが理想ですが、難しいようであれば市販の野菜ジュースでも問題ありません。

にんじんやほうれん草、ブロッコリーなどは、カリウムが豊富に含まれる食材です。これらをはじめとした野菜で作られた野菜ジュースを選ぶとよいでしょう。

10.牛乳

牛乳は、カルシウムが豊富な飲み物として知られていますが、カリウムも含まれています。牛乳はさまざまな料理に利用できるため、そのまま飲むのが苦手な人も摂取しやすいでしょう。

たとえば、スープやシチューに牛乳を加えることで、栄養価の向上と同時に、料理としての風味の豊かさもアップできます。このように、牛乳はカリウムの摂取を意識したい人にとって、手軽に摂取できる食材としておすすめです。

11.コーヒー

コーヒーには、利尿作用のあるカフェインが豊富に含まれています。カフェインは腎臓の血管に作用し、通常よりも体内に含まれている水分を、尿として多めに排泄させる働きがあります。この利尿作用により、身体に溜まった水分を排泄でき、むくみ解消につながるでしょう。

また、コーヒーには、ポリフェノールも含まれているため、肌荒れが生じやすい生理前のお悩み解消にもつながります。

生理前は控えたほうがよい飲み物

身体がむくみがちな生理前ではありますが、以下の飲み物は控えるほうがよいでしょう。

アルコール

生理前になるとむくみだけでなく、精神的・身体的にさまざまな症状が出るため「お酒を飲んで気分を紛らわせよう」と思う方もいるのではないでしょうか。しかし、アルコールはむくみを悪化させる原因になります。なぜなら、生理前になると増えるエストロゲンとプロゲステロンのホルモンにはアルコール代謝を緩やかにする働きがあるからです。生理前に比べてアルコールが身体に残ってしまいやすいため、前日の夜にお酒を飲んで翌朝むくみが出ることも珍しくありません。生理前のむくみを抑えるためにも、アルコールの飲用は避けるようにしましょう。

糖分が多い飲み物

生理前は控えたほうがよい飲み物には、糖分が多いものがあげられます。糖分が多く含まれている飲み物は甘くて精神を落ち着かせる働きがあることから、生理前のイライラを抑えるために積極的に摂取しているという方もいるでしょう。しかし、気分を落ち着かせるのは一時的なものです。摂取してから時間が経つと血糖値が急激に低下することにより、自律神経が乱れて疲労感や憂うつ感などが現れる可能性があります。また、糖分を過剰に摂取すると体重増加やむくみの原因にもなるため、生理前でつい糖分が多い飲み物を飲んでしまう方はなるべく控えるようにしましょう。

むくみ解消に効果がある飲み物を飲むときの注意点

先述した通り、むくみ解消のサポートとなる飲み物には、トマトジュースや豆乳などさまざまな種類があります。こうした飲み物を適切に飲めば、むくみ解消に向けたアプローチが可能です。しかし、むくみ解消につながる飲み物でも、むやみに飲んでよいわけではありません。ここでは、むくみ解消に効果がある飲み物を飲むときの注意点を解説します。

飲み過ぎない

むくみの解消を目指して利尿作用のある飲み物を飲み過ぎると、水分の排出が促進され、脱水症状を引き起こす可能性があります。脱水症状が進むと、頭痛や嘔吐、最悪の場合命に関わる危険性もあるため注意が必要です。

また、運動不足や血流不足などがむくみの原因となる可能性もあります。その場合、水分の排出を促すことが必ずしもむくみ解消につながりません。利尿作用がある飲み物を飲むことばかりを考えず、自分の生活週間も見直してみましょう。

医師監修|脱水症予防法8選!脱水症の症状や注意したいシーンも解説

塩分を摂取しすぎない

先述した通り、むくみの原因となる水分の主成分はナトリウムです。カリウムを含む飲み物を飲むことで、体内の余分なナトリウムを排出しやすくなりますが、それ以上に塩分を過度に摂取すると、むくみが悪化する可能性があります。

そのため、むくみが気になるときは、塩分の摂取量にも注意しましょう。飲み物だけでなく、塩分濃度が高い食べ物も、可能な限り薄めることがおすすめです。

栄養バランスのよい食事をする

生理前に限らずですが、むくみを生じさせず身体の状態を健やかに保つなら、普段から栄養バランスのよい食事を意識することが大切です。

また、普段から意識的に水分を摂取して体内の巡りをスムーズにしておけば、老廃物の排出も速やかになりむくみにつながりにくくなります。飲み物だけに頼らず普段から、健康的な生活を送るようにしましょう。

水分補給には「水」がベスト

むくみ解消にはカリウムやビタミンB2などが含まれている飲み物がおすすめとはいえ、飲み過ぎは望ましくありません。なぜなら、これらの飲み物にはほかの成分も含まれているからです。たとえば、トマトジュースやオレンジジュースには糖分が含まれています。糖分が多い飲み物をたくさん飲むと、前述したように体重増加やむくみの原因になります。飲み過ぎることによってかえってむくみを悪化させることもあり得るので、過剰摂取は避けましょう。

むくみ解消のために水分補給をするなら、水がおすすめです。水には塩分や糖分、カフェインなどが含まれていません。これらを気にして「112杯」というように飲む量を調整する必要もないので、水なら安心して飲めるでしょう。

なお、水を飲むなら「白湯」がベストです。白湯は身体に吸収されやすいほか、内臓を温めることで代謝がよくなり老廃物をスムーズに排出できるので、むくみ解消に効果的です。

手軽においしいお水が飲めるアクアクララのウォーターサーバー

水で水分補給をするなら、ウォーターサーバーの利用がおすすめです。ウォーターサーバーは温水・冷水をすぐに準備できるため、たとえば寒い時期は温水と冷水を組み合わせて白湯を作って飲むことができますし、暑い時期は冷水をすぐに飲めます。水を温めたり冷やしたりする手間を省けるので、ウォーターサーバーがあれば水分補給がしやすくなるでしょう。

アクアクララのお水は、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムで原水に含まれる不純物を除去したRO水です。不純物を全て取り除いたピュアウォーターをベースに、4種類のミネラル成分(カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム)をバランスよく配合しています。これにより、硬度「29.7mg/L」の軟水に仕上がっています。水分補給をしながらミネラル成分も摂取できるので、日頃から飲むお水としておすすめです。

まとめ

生理前になると、ホルモン分泌のバランスの乱れやストレスなどによりむくみが出ることがあります。むくみが気になる時期は、カリウムの含まれている飲み物や、利尿作用のある飲み物を上手に活用しましょう。

しかし、むくみ解消を目指すとしても、飲み過ぎるとかえって体調を崩してしまうこともあります。そのため、むくみ解消に効果がある飲み物に加え、プレーンな水も飲むようにするとよいでしょう。

※この記事は正しい情報発信を行うために、看護師に監修を依頼しております。商品について看護師が推薦を行うものではありません。

 

監修者

繁 和泉(看護師・予防医学士)

看護師・予防医学士として長年「病気になる前の未病の段階」で対処することを念頭に、誰にでもできる健康習慣の情報発信に精を出す。「朝晩コップ1杯の水を摂る」厚生労働省が掲げる推進運動に賛同。「水を飲むことの大切さ」をわかりやすく発信するとともに、自身も「1日1.5L以上の水分」を摂取し、美容と健康維持に役立てている。