赤ちゃんが麦茶を飲まない理由とは?試したい飲ませ方をご紹介!

目次
「ジュースは飲むけれど麦茶は飲んでくれない」という赤ちゃんは少なくないでしょう。ジュースには糖分が含まれているため、水分補給で頻繁に与えるのは望ましくありません。では、赤ちゃんに麦茶を飲んでもらうにはどうすればよいのでしょうか?
今回は、赤ちゃんが麦茶を飲まない主な理由や飲まない場合の対処法としてさまざまな飲ませ方をご紹介します。ぜひ、ご参考にしてください。
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赤ちゃんが麦茶を飲まない主な理由
赤ちゃんが麦茶を飲まないのは、主に次の3つの理由が考えられます。
- 麦茶の味が苦手
- 喉が渇いていない
- 容器が苦手
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
麦茶の味が苦手
母乳やミルクには甘味がありますが、麦茶には甘味はなく、苦味があります。味覚は個人差があるため、麦茶の苦味が苦手な赤ちゃんもいるでしょう。そのようなときは、ベビー用の麦茶を飲ませてあげるのがおすすめです。ベビー用の麦茶は、大人用よりも薄く作られています。そのため、赤ちゃんは苦味を感じにくく、より飲みやすくなっています。
ベビー用の麦茶が手元にない方は、市販の麦茶を薄めて飲ませるとよいでしょう。最初は3~5倍、慣れてきたら2~4倍と、徐々に濃度を濃くしていくのがおすすめです。
喉が渇いていない
赤ちゃんが麦茶を飲まない理由として、そもそも喉が渇いていないことも考えられます。母乳やミルクを飲んでいる時期の赤ちゃんであれば、1日に必要な水分量は母乳やミルクでほとんど補えているからです。
ただし、気温が高い時期の外出後や、お風呂上がりなどは、汗をかき体の水分を失いやすい状態です。赤ちゃんは大人よりも新陳代謝が活発で、大人の約3倍もの汗をかくといわれています。そのため、汗をかいて体の水分が不足した状態であれば、喉が渇いて麦茶を飲んでくれるかもしれません。
おしっこの量が少なく色が濃い、汗をかいていないといったときは脱水症状が進んでいる可能性があります。このような症状が出る前に、水分をこまめにあげるよう心がけてみてください。
容器が苦手
使い慣れていない容器だったり、容器の形を苦手と感じていたりする場合は、麦茶を飲んでくれないときもあります。そのため、水分補給には赤ちゃんが普段から使い慣れた容器を使うのがおすすめです。
ミルクを普段から飲んでいる赤ちゃんは、麦茶を入れるのに哺乳瓶を使うのがいいでしょう。哺乳瓶の次によく用いられるのはマグです。マグは飲み口がストローになっているものや、くちばしのようなスパウトになっているものなど多くの種類があります。離乳食が始まっている赤ちゃんの場合は、スプーンを使って麦茶を飲ませてあげるのもよいでしょう。
まずは赤ちゃんが使い慣れている容器から始め、それでも飲んでくれない場合は、別の容器や飲み口を試してみてください。
赤ちゃんが麦茶を飲まない!いろいろ試したい飲ませ方

赤ちゃんの水分不足が気になり「麦茶を飲ませたい」というときは、以下の方法を試してみましょう。
飲ませ方を変える
麦茶の飲ませ方には、以下の5つの方法があります。
哺乳瓶を使う
哺乳瓶を使ってミルクを飲ませている場合は、容器はそのままで中身を麦茶に入れ替えてみましょう。哺乳瓶なら赤ちゃんも使い慣れているため、「容器が苦手(飲みづらい)」という理由で嫌がることがほとんどありません。
ただし、麦茶用として別で哺乳瓶を用意すると、飲み口が変わり赤ちゃんが飲みづらさを感じる可能性があります。そのため、なるべく「普段から使い慣れている哺乳瓶」を使用することが大切です。
スプーンを使う
ミルクを与えるときに使う哺乳瓶に麦茶を入れてもなかなか飲まない場合は、スプーンで与えてみましょう。見慣れないスプーンに赤ちゃんが興味を示して、麦茶を飲んでくれる可能性があります。
なお、麦茶をスプーンで飲ませる際は「離乳食用のスプーン」を使用するのがおすすめです。離乳食用であれば口の奥まで入らないよう作られているので、安心して水分補給させることができます。
スパウトマグを使う
スパウトマグとは、飲み口が鳥のくちばしのような形をしている容器のことです。傾けると水分が出る仕組みになっており、一般的には哺乳瓶の次にスパウトマグを使いストロー飲みを練習させます。
そんなスパウトマグは、スプーンと同様に「普段使っている哺乳瓶で麦茶を与えても飲まない」というシーンで活用するのがおすすめです。見慣れないスパウトマグに興味を示し、麦茶を飲んでくれる可能性があります。
ストローマグを使う
ストローマグとは、飲み口がストローになっているマグのこと。一般的には、スパウトマグの次にストローマグを使用してストロー飲みの練習をさせます。
そんなストローマグは、「普段使っているスパウトマグで麦茶を与えても飲まない」というシーンで活用するのがおすすめです。馴染みのないストローマグを使うことによって赤ちゃんの興味・関心を惹くことができるため、麦茶を飲んでくれる可能性が高まります。
コップを使う
哺乳瓶やマグを使っても麦茶を飲まないときは、コップを使用するとよいでしょう。普段から哺乳瓶やマグなどを使っている場合は、見慣れないコップを使用することで興味を示してくれるはずです。
なお、赤ちゃんは自分でうまくコップを持てないので、麦茶を与える際はママ・パパが角度を調整してサポートしてください。
麦茶の味を濃くする
赤ちゃんに麦茶を与える際、健康面を気にして味を薄めている方もいるのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんによっては薄味の麦茶を好まないことあります。つまり、味を薄める行為こそが、なかなか麦茶を飲んでくれない原因になり得るということです。
そのため、もし味を薄めた麦茶を与えて飲んでくれないのであれば、麦茶の味を濃くするようにしましょう。そうすれば、抵抗なく飲んでくれる可能性があります。
麦茶を水に変えてみる
飲ませ方を変えたり麦茶の味を濃くしたりしても、なかなか麦茶を飲まない場合は「水」を与えてみましょう。これで水を飲んでくれた場合は、飲ませ方や味の濃さが問題だったのではなく、そもそも麦茶の味が好みではなかった可能性が考えられます。
水を与える際、水道水をそのまま利用するのは避けるようにしましょう。なぜなら、水道水には塩素が含まれているためです。内臓機能が未熟な赤ちゃんにとって、塩素を体内に入れることは大きな負担になる可能性があります。くわえて水道管が汚れている可能性もあり、その場合は水道水の衛生面に不安が残ります。そのため、赤ちゃんに与える水に水道水を選ぶのは避けるのが無難です。
では、赤ちゃんにはどの水を与えたらよいかというと、なるべく市販の「軟水」を選ぶことをおすすめします。軟水とは、カルシウム・マグネシウムの含有量が“少ない”水のことです。内臓機能が未熟な赤ちゃんに負担を与えないため、安心して飲ませられます。
赤ちゃんに麦茶を飲ませる際の注意点
大人と違い体のつくりが未発達な赤ちゃんに麦茶をあげるときに注意したいポイントが2つあります。ここでは、赤ちゃんに麦茶を飲ませる際の注意点について見ていきましょう。
水道水で麦茶を作っている場合は煮沸する
水道水で作った麦茶を赤ちゃんにあげるのは、おすすめできません。水道水には消毒のための塩素(カルキ)と、そこから作られるトリハロメタンという物質が含まれています。
WHOのがん専門機関「国際がん研究機関(IARC)」の情報を基に、厚生労働省はトリハロメタンの一部であるクロロホルムとブロモジクロロメタンには発がん性の恐れがあると報告しています。そのため、水を煮沸させてから麦茶を作るようにしましょう。
水道水に含まれる塩素やトリハロメタンは、煮沸することで大幅に除去できます。消化器官が未発達な赤ちゃんには、水道水を10分以上煮沸してから冷ました麦茶(湯冷まし)をあげるのがおすすめです。
人肌程度の温度にする
冷蔵庫で冷やした冷たい麦茶を赤ちゃんにあげると、未発達な胃腸が刺激され、下痢の原因になります。そのため水分をあげるときは、人肌程度に温めるか、常温のものを飲ませるようにしましょう。
反対に、水道水を煮沸して麦茶を作るときも、火傷を予防するために人肌程度に冷ましてから赤ちゃんにあげてください。ただし、煮沸した水道水は塩素が抜け、雑菌が繁殖しやすい状態です。赤ちゃんは免疫力が弱いため、長時間経った湯冷ましを使用して麦茶を作るのはやめましょう。
赤ちゃんが1日に必要な水の量はどのくらい?
赤ちゃんが1日に飲むべき水分量は、体重が10kgまでの赤ちゃんの場合、体重1kgあたり100mlといわれています。この目安量には母乳やミルクも含まれるため、麦茶をあげすぎると、その分母乳やミルクの割合が減ってしまい、栄養が不足する恐れがあります。そのため、母乳やミルクを優先するためにも、普段は水分を飲ませすぎる必要はありません。
ただし、汗を多くかいたときは、追加で水分を飲むほうがよいでしょう。お風呂上がりはもちろん、気温の高い夏は屋内や日陰であっても、赤ちゃんは代謝がいいため汗をかきやすいものです。脱水予防のためにも、200ml程度の水分を何回かに分けてこまめに飲ませてあげるようにしましょう。
赤ちゃんの水分補給はアクアクララのウォーターサーバーがおすすめ
赤ちゃんに与える水には、アクアクララのウォーターサーバーがおすすめです。
アクアクララでは、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムを用いて原水に含まれる不純物を取り除いた、きれいな水(ピュアウォーター)をベースにしています。そして、その水に4種のミネラル成分(カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム)をバランスよく添加し、最終的には「硬度 29.7mg/L」の軟水に仕上げています。そのため、赤ちゃんにも安心して与えられます。
さらに、アクアクララのウォーターサーバーがあれば温水・冷水の両方を使用できるため、麦茶やミルク、白湯を簡単に作ることが可能です。
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まとめ
生後5~6か月までの赤ちゃんにとって、麦茶は無理に飲まなければいけないものではありません。一方、麦茶はノンカフェインであり、赤ちゃんの水分補給にぴったりの飲み物です。離乳食が始まったら、水分補給のためにも少しずつ麦茶をあげてみましょう。
もし、それでも麦茶を飲まない場合は無理に与えないようにしましょう。麦茶を水に変えて飲むようであれば、そのまま水分補給をさせるのが適切です。
アクアクララのお水は、赤ちゃんの水分補給に適した軟水です。ウォーターサーバーがあるとミルクはもちろん、麦茶・白湯作りも手軽に行えます。家事・育児の負担を少しでも軽減したい方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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監修者
三盃志織(看護師)

看護大学を卒業後、循環器病院にて5年従事。現在も正看護師として働く傍ら、医療・健康分野を中心にライターとして活動中。