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ウォーターサーバーの水の賞味期限・開封後の水をおいしく飲む方法・主な使い道を公開

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食品に賞味期限が決められているように、水にも賞味期限があるのをご存じでしょうか。水も徐々にですが劣化していくため、市販されているミネラルウォーターやウォーターサーバーで使用されている水は賞味期限までに飲みきることが大切です。

そこで今回は、一般的な水の賞味期限や開封後の水をおいしく飲む方法、賞味期限が切れた水の使い道などについてご紹介します。

まずは押さえておこう!ウォーターサーバーの水の賞味期限について

賞味期限と消費期限の違い、またウォーターサーバーの水の賞味期限が変わるケースは以下のとおりです。

賞味期限と消費期限の違い

食品の品質が維持される期限(年月日)を示す期限表示には、製造または加工後急速に劣化が進む恐れがある食品に表示する「消費期限」と、品質の劣化が比較的ゆるやかな食品に表示する「賞味期限」の2つがあります。

このうち、市販される水に表示が義務付けられるのは賞味期限。正しい保管状態であれば、賞味期限までおいしく飲むことができます。一般的に未開封の水の賞味期限は1.5~2Lサイズのパッケージで2年程度、550mlサイズのパッケージで1年程度となります。

ただし、同じ水でも外部から受ける影響によって劣化の進み具合が変わるため、水の賞味期限は各メーカー(ブランド)でさまざまに設定されています。また、未開封の状態であれば衛生上の心配はほとんどありませんが、開封した水は1日でも早く飲みきるようにしましょう。

賞味期限が変わるケース

ウォーターサーバーの水の賞味期限、また水を安心して飲める期間が変わるケースは以下のとおりです。

水の種類

ウォーターサーバーで使用されている水は、主に「RO水」「天然水」の2種類です。

RO水とは、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムにより、原水に含まれる不純物を除去した水を指します。不純物が含まれていないため、賞味期限は半年〜1年程度と比較的長いのが特徴です。

一方で、天然水とは特定の水源から採水した水を指します。基本的にろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理を行わず、ミネラル成分が豊富に含まれているのが特徴です。天然水の賞味期限は3カ月~半年程度となっています。

なお、RO水と天然水の賞味期限はメーカーによって異なるので、上述した期限はあくまで参考程度に留めておくようにしましょう。

開封の有無

ウォーターサーバーの水を安心して飲める期間は、ウォーターボトルを開封しているかどうかによっても変わってきます。なぜなら、一度開封するとウォーターボトル内の水が空気に触れるからです。
もし空気中の菌がウォーターボトル内に入り込むと安心して飲める期間が短くなるため、早めに飲みきらなければなりません。一般的には、ウォーターボトルを開封したら2週間をめどにできるだけ早めに水を飲みきる必要があります。

ウォーターサーバー本体・ウォーターボトルの置き場所

ウォーターサーバー本体・ウォーターボトルの置き場所によっても、水を安心して飲める期間は変わります。

仮に、ウォーターボトルが未開封だとしても、直射日光があたる場所や湿度の高い場所で保管していると、水の温度が上がり風味が損なわれる恐れがあります。特に、日差しが強く気温が上昇しやすい夏は注意が必要です。
水を安心して飲むためにも、風通しがよく湿気がこもりにくい場所でウォーターサーバー本体・ウォーターボトルを保管するようにしましょう。

開封したウォーターサーバーの水をおいしく飲むには

開封したウォーターサーバーの水をおいしく飲むためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

定期的にウォーターサーバーのお手入れをする

第一に、ウォーターサーバー本体を定期的にお手入れすることが大切です。

特に、給水口に食品飛沫等が付着したまま放置されると、カビや微生物が繁殖し水の衛生を保ちにくくなります。

給水口やウォーターボトルの差し込み部分の衛生は、アルコール消毒をすることで保つことができます。おいしい水を飲むためにも、ウォーターサーバーを定期的にお手入れするよう心掛けましょう。

ウォーターサーバーの電源を切らない

開封したウォーターサーバーの水をおいしく飲むには、ウォーターサーバー本体の電源を切らないことも大切です。

ウォーターサーバー本体の電源を切ってしまうと、温水・冷水の温度を保つことができなくなります。水が常温に戻ると劣化が進んでしまい、おいしくなくなる可能性があります。
そのため、ウォーターサーバーを使用しない場合であっても電源を切らないようにしましょう。

直射日光や高温多湿な場所への設置を避ける

前述したように、ウォーターサーバー本体・ウォーターボトルを直射日光があたる場所や高温多湿な場所に置くと、風味が損なわれてしまう可能性があります。これでは開封したウォーターサーバーの水をおいしく飲めなくなってしまうため、ウォーターサーバー本体・ウォーターボトルは日光があたらず湿気がこもりにくい場所に置くようにしましょう。

賞味期限内でも口に入れるのが心配!その場合の水の使い道

ウォーターサーバーの水が賞味期限内であっても、開封してから2週間以上経過している場合、衛生面の観点から「直接口に入れるのが心配」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、ウォーターサーバーの水を花壇の水やりや掃除用の水、靴を洗うための水として活用することをおすすめします。また、ペットを飼っている方であれば粗相の後始末用の水としても活用するのも一案です。

こうした使い道なら水を口に入れることがないうえに、水道代の節約にもつながります。また、ウォーターサーバーの水を捨てる必要もないので、もったいなさを感じることもありません。

未開封のウォーターボトルが賞味期限切れしたときの使い道

ウォーターサーバーの水の使用頻度によっては、未開封のウォーターボトルが残ってしまうほか、その水の賞味期限が切れてしまうこともあります。もしこのようなシチュエーションになったときは、以下のような使い方をするとよいでしょう。

災害時の備蓄水として使う

地震や台風などの災害時は、断水によって水道水が使えなくなる可能性があります。もし水道水が使えなくなった場合、手や食器を洗えなくなったりトイレの水を流せなくなったりします。
また、断水により多くの方が飲み水を確保しようと、コンビニやスーパーなどで水を購入するようになります。そうなると、水の確保が難しくなってしまうでしょう。

その点、ウォーターサーバーの水は備蓄水として活用できます。備蓄水があれば、手や食器を洗ったりトイレの水を流せたりと、普段とさほど変わらない生活を送れます。

なお、飲用としてウォーターサーバーの水を使いたい場合は、備蓄と消費を繰り返すローリングストック法を活用しましょう。賞味期限が近いウォーターボトルから消費していき、消費した分を補充することで一定量の水を備蓄することができます。

生活用水として使う

賞味期限切れの水は、生活用水としても活用できます。その使い道には、たとえば手や食器を洗う際の水、歯磨き・洗顔時の水があげられます。これなら賞味期限が切れた水を飲むことなく、消費することができます。

アウトドアの際に使う

賞味期限切れの水は、アウトドアの際にも活用できます。賞味期限が切れているとはいえ衛生面に大きな問題はないので、手や食器洗い用の水として使用することができます。

賞味期限内に飲みきれない方必見!水を余らせない方法

ウォーターサーバーの水は、なるべく賞味期限内に使いきりたいものです。しかし、ウォーターサーバーの使用頻度が少ない方の場合、飲みきれず水が余ってしまうこともあるでしょう。その場合は、飲み水としてだけでなく別の方法でも消費するのが一案です。また、メーカーの制度を活用するのも有効といえます。

料理用の水として使う

ウォーターサーバーの水を飲みきれない場合は、料理用の水として活用するとよいでしょう。たとえば、スープや煮込み料理を作る際は水を多く使用するので、比較的早く水を消費できます。
くわえて、ウォーターサーバーの水は雑味がないため、料理用の水として使えば素材のおいしさをより引き立てることができます。

お米の炊き水として使う

ウォーターサーバーの水は、お米の炊き水として使うこともできます。また賞味期限が近く、大量に水が余ってしまう場合は、洗米時にも使用するとよいでしょう。

もし、「洗米時に使うのはもったいない」というのであれば、最初だけウォーターサーバーの水で洗米し、あとは水道水を使うのがおすすめです。
お米は水に触れた時点で吸水し始めるため、最初に塩素を含んだ水道水を使うと雑味が混ざってしまう可能性があります。その点、ウォーターサーバーの水には塩素が含まれていないので、お米本来の風味が損なわれる心配がほとんどないのです。また、最後に炊き水としてウォーターサーバーの水を使用すれば、お米が雑味のない水を吸水するので、おいしいご飯に仕上がります。

スキップ制度を利用する

ウォーターサーバーの水が余って賞味期限切れになることが多いのであれば、スキップ制度を活用しましょう。
スキップ制度とは、その月のウォーターボトルの配達を停止する制度です。たとえば、「水が余ったから来月は配達してもらわなくても大丈夫」という場合にスキップ制度を活用すれば、水を持て余すことがなくなるため、ウォーターボトルを空にしやすくなります。

ただし、メーカーによってはスキップ制度を設けていなかったり、2カ月連続でスキップできなかったりする場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。

メーカーを変更する

ウォーターサーバーの水を頻繁に余らせてしまう場合は、注文ノルマなし、または必要なときに水を注文するメーカーに変更するのも一案です。そうしたメーカーなら自身のペースで水を注文できるので、消費できず余ってしまうリスクがぐっと減ります。

アクアクララの特長とこだわり

どこのメーカーのウォーターサーバーを利用しようか迷っている場合は、アクアクララがおすすめです。以下では、アクアクララの特長とこだわりをご紹介します。

エアフィルターを標準装備している

アクアクララのウォーターサーバーは、抗菌加工を施したエアフィルターを標準装備しています。
エアフィルターは、抗菌性と安全性の基準をクリアしたことを表す「SEK抗菌マーク」の認証を受けています。ウォーターサーバーにエアフィルターが装備されていることにより、塵や埃などの侵入を防いできれいな状態を維持できます。

アクアクララについて

注文ノルマを設けていない

アクアクララでは、注文ノルマを設けていません。必要に応じてお客さま自身でウォーターボトルをご注文いただくため、「水が余って賞味期限が切れてしまった」という事態を防ぐことができます。

ウォーターボトルの注文ノルマはあるの?

備蓄水対策にもなる

アクアクララのお水は、直射日光を避けて常温で未開封の場合、6カ月(180日)保存することができます。長期保存が可能なため、備蓄水対策にもなります。

ライフラインが寸断されたときに必要とされる水の量は、大人1人につき2~3L程度。12L入りのウォーターボトルを1本でも余分にストックしておけば、家族4人分の水を確保できます。

新しいお水が届いたらストックしていた分を次々と消費すればよいので、備蓄水の買い忘れや、うっかり賞味期限を過ぎていたということもなく、使いながら備蓄(ローリングストック)ができるのも大きなメリットのひとつです。また、アクアクララのウォーターサーバーは、停電時にもお水を出すことができるため安心です(ただし、一部の電子制御タイプの機種においては停電時に使用ができなくなります)。

なお、災害時の備蓄に関しては以下の記事でご紹介しています。ぜひご参考にしてください。

災害に対する備蓄は何が必要?必要な水の量を知っておこう

災害時に水分は必須!ウォーターサーバーで十分な量の水を備蓄しよう

まとめ

水やウォーターボトルの種類、ウォーターボトルの開封の有無、ウォーターサーバー本体・ウォーターボトルの置き場所によって、水の賞味期限や安心して飲める期間は変わってきます。とはいえ、基本的には早く飲みきることが大切です。
もし、賞味期限が切れてしまった場合は、今回ご紹介したように災害時の備蓄水や生活用水、アウトドア用の水として活用するとよいでしょう。

くわえて、水を消費できず賞味期限が切れてしまうことが多いのであれば、注文ノルマなし、または必要なときに水を注文するメーカーに変更するのも一案です。
アクアクララなら自身のペースでウォーターボトルを注文できるので、水を余らせることがなく、賞味期限が切れてしまうのを防ぐことができます。