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RO水とは?天然水との違いや5つのメリットをご紹介

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ウォーターサーバーは安全性やコストだけでなく、水の「味」にもこだわって選びたいものです。同じ水でも、メーカーによって少しずつ味が異なりますが、種類が多過ぎてどれを選んだらよいか悩んでいる方もいるでしょう。
現在、国内で流通しているウォーターサーバーに使用される水の種類は、「天然水」と「RO水」に大別されます。それぞれの特徴をあらかじめ把握し、自分に合った水を選びましょう。

今回は、天然水とRO水の違いやRO水を選ぶメリットなどをご紹介します。

ウォーターサーバーにおける「水」の違い

天然水、ピュアウォーター(純水)など、ウォーターサーバーに使用される水の名称には、実にさまざまなものがあります。これら全ての水を成分とろ過の仕方の特徴によって大別すると、「天然水」と「RO水」の2種類に分けることができます。

天然水

特定の水源を原水とした水を総称して、「天然水」と呼んでいます。水源によって、水に含まれるミネラル成分(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)の含有量が異なり、それによって水の味にも特徴が現れます。自然のミネラル成分を逃さず摂取できるよう、不純物を取り除くろ過処理も必要最低限のみ。また、メーカーによっては紫外線照射による雑菌処理を行わないものもあり、あくまでも「天然」にこだわった水といえるでしょう。

天然水を使用する際は、「天然」であるがゆえの不安もあるため注意が必要です。たとえば、環境省が清澄な水を再発見して選定する「平成の名水百選」の選定要件には、「飲用できるか」が含まれていません。
つまり、水質や水源周辺の環境は優れていても、飲料水としての適正は評価に含まれていないため、飲料水としては必ずしも安全ではないと考えることができます。また天然水は、水源周辺で災害や土壌汚染が発生すると、原水を採水できなくなる、または飲み水に適さない水質になってしまうケースがあります。この理由により、ウォーターサーバー用の水として継続的に確保できない可能性もあるのです。

また、厳密には沈殿、ろ過、加熱殺菌以外のUV殺菌などの処理をしたものは、ナチュラルウォーターではなくなるので、ボトルの水がナチュラルウォーターであってもウォーターサーバー内部でUV(紫外線)殺菌しているものは、ナチュラルウォーターとはいえません。

天然水(ミネラルウォーター類)それぞれの品質表示に関する規定は、下記に記載する内容となります。

・ナチュラルウォーター
特定の水源から採水した地下水を原水として、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的、化学的処理を行わないもの。

・ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターの中でも、鉱化された地下水(地表から浸透し、移動、もしくは滞留中に無機塩類が溶解した地下水)を原水としたもの。

・ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、ミネラルの調整やばっ気 、複数水源のナチュラルミネラルウォーターを混ぜたもの。

・飲料水、ボトルドウォーター
ナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター以外のもの。

RO水

RO水とは、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムにより、1000万分の1mmという細かな不純物まで除去している水のことです。
RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムでは水の味わいを左右するミネラル成分も一緒に除去するため、ろ過後は味の低下に繋がり、後味のキレが悪くなります。そのため、ウォーターサーバー用の水として流通しているRO水の多くは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分をバランスよく加えておいしさを作り上げています。

市販されるミネラルウォーターのうち、殺菌や除菌を施したものは検査項目が全48項目、殺菌や除菌を施していないものは全24項目となっています。
一方、RO水に水道水が用いられる場合、原水の検査項目は全51項目です。これに殺菌や除菌を施したミネラルウォーターの試験48項目が加わるため、より厳しい基準をクリアしたRO水が、優れた品質であることが裏付けられます。

またRO水は、厚生労働省が食品、添加物等の規格基準で定める「食品製造用水(旧・飲用適の水)」を使用しており、さらにそれをろ過して不純物を除去しているため、非常に高い安全性を保持することができます。

天然水とRO水でボトル方式にも違いが出る

ウォーターサーバーに使用する水を充填する容器(ウォーターボトル)には、一度空になった容器を資源ゴミとして廃棄する「ワンウェイボトル方式」、空になると回収、洗浄し再利用を行う「リターナブルボトル方式」の2種類があります。

ワンウェイボトル方式

ワンウェイボトル方式は、水が空になると自身で処分する必要があります。そのため、次の水は新しいボトルに入って届きます。これにより、安心して利用できるという方は少なくありません。しかし、ワンウェイボトル方式の場合、ゴミとして捨てる際にはキャップと本体を分別する必要があります。また、ウォーターボトルは段ボールで届くことが多いので、ゴミの量が増え煩わしさを感じてしまう方も少なくないといえます。

リターナブルボトル方式

リターナブルボトル方式はRO水に多く採用されており、ゴミとして廃棄しない分、環境に優しい方式といえます。ボトルを再利用することから、「衛生面が心配」という方もいるかもしれませんが、空きボトルを使用後にメーカーが回収してしっかりと洗浄をするので、きれいな状態で再使用することができます。そのため、衛生的にも問題はありません。

リターナブルボトルもワンウェイボトルと同様に空の容器の保管が必要となりますが、ゴミ出しなどの必要はなく、業者が回収をしてくれるので手間がかかりません。

アクアクララでは、ボトル専用の収納ラックやボトルを重ね置きするための専用スタッカーなどの取り扱いもあります。このようなツールも活用すると保管時の整理整頓も簡単にできるでしょう。

なお、ワンウェイボトルとリターナブルボトルに関しては以下の記事でもご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

ウォーターサーバーのワンウェイ方式とリターナブルボトル方式の違いとは

天然水ではなくRO水のウォーターサーバーにする5つのメリット

天然水のウォーターサーバーではなく、RO水を採用しているウォーターサーバーを使用するメリットは以下のとおりです。

  1. いつでもどの地域でも安定した味で提供できる
  2. 天然水よりRO水のほうが安い傾向にある
  3. RO水に多く採用されているリターナブル方式は環境に優しい
  4. 赤ちゃんやペットにも与えることができる
  5. 災害に強く安全な水を安定して提供できる

それぞれ詳しくご紹介します。

1.いつでもどの地域でも安定した味で提供できる

RO水は、いつでもどの地域でも安定した味を提供できる特徴があります。なぜなら、RO水はRO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムによって水中の不純物を除去するため水質のばらつきがなく、一定の品質を保てるからです。また、限りなく純水に近い水にメーカーが定めたミネラル成分を配合するので、味を一定に保つことができます。これにより、いつでも同じ味を楽しめます。

2.天然水よりRO水のほうが安い傾向にある

RO水を選ぶメリットには、天然水よりも価格が安い傾向にある点があげられます。天然水よりも価格が安い理由は、製造プロセスと供給の安定性にあります。
RO水は水道水などを原水とし、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムによって限りなく純水に近い水にろ過した水です。これにより、原料の供給が安定して大量生産ができるのです。
一方で、天然水は特定の水源から採取されるため、採取・運搬コストが高くなりがちです。また、天然水は季節や地域によって供給量が変動し、その分価格が高くなることがあります。
この理由により、RO水は安定した価格で提供されることが多く、コストパフォーマンスに優れているといえます。

3.RO水に多く採用されているリターナブル方式は環境に優しい

RO水に多く採用されているリターナブル方式は、環境に優しい選択肢として注目されています。前述したように、リターナブル方式は使用後のボトルを回収・洗浄し、再使用するシステムです。この方式により、空きボトルの廃棄を大幅に減らすことができ、プラスチックゴミの削減に寄与します。

また、ボトルの再使用によって新たなボトルの生産が減少し、エネルギー消費の削減にもつながります。さらに、リターナブルボトルは耐久性があり、長期間使用可能なため廃棄物の発生を抑え、持続可能な環境保護に貢献します。
このように、リターナブル方式はエコロジカルな取り組みとして、環境負荷を低減するメリットがあるのです。

4.赤ちゃんやペットにも与えることができる

RO水は、天然水に比べて赤ちゃんやペットにも安心して与えることができます。繰り返しになりますが、RO水は1000万分の1mmという細かな不純物まで除去しているため、有害な物質が含まれていることはありません。また、ミネラル成分も調整できるので、カルシウムやマグネシウムなどがあまり含まれていない「軟水」を選ぶことで、内臓機能が未熟な赤ちゃんやペットにも安心して与えることができます。

一方で、天然水は天然にこだわった水なので、ミネラル成分以外の不純物が含まれている可能性はゼロではありません。くわえて、天然水にはミネラル成分が豊富に含まれている場合があり、赤ちゃんやペットの体に負担をかけることもあります。

これらの理由から、RO水は赤ちゃんやペットにもおすすめの水といえます。

5.災害に強く安全な水を安定して提供できる

RO水は天然水に比べて災害に強く、安全な水を安定して提供できるのも大きなメリットのひとつです。天然水の場合、災害が起こると水質汚染の可能性があることから供給が途絶えることがあります。
その点、RO水は水道水などをろ過して利用できるため、供給が滞るリスクが低くなっています。また、不純物や細菌をしっかり除去するため、災害時に発生しがちな水質汚染の影響を受けにくく、安心して飲用できます。
この理由により、RO水は災害時にも安心といえます。

ウォーターサーバーはRO水採用のアクアクララがおすすめ

ウォーターサーバーを選ぶならアクアクララがおすすめです。その理由は以下のとおりです。

家族全員で飲める「軟水」を採用

アクアクララのお水は、家族全員で飲める「軟水」です。飲んだときにまろやかに感じるのは硬度10100mg/Lの軟水といわれており、アクアクララのお水は硬度29.7mg/Lに調整されています。お水に含まれているミネラル成分と配合量は以下のとおりです。

カルシウム 9.8mg/L
ナトリウム 5.0mg/L
カリウム 1.7mg/L
マグネシウム 1.2mg/L

 

上記のようにお水に含まれているミネラル成分量が少ないので、内臓機能が未熟な赤ちゃんやペットにも安心して与えることができます。

天然水ではなくRO膜(逆浸透膜)でろ過した安心安全な軟水 – RO水

おいしいお水が誕生するまで

ライフスタイルに合ったウォーターサーバーが選べる

アクアクララでは、ウォーターボトルを本体下部に設置する下置きタイプと、本体上部に設置する上置きタイプ、そして床置きタイプと卓上タイプのウォーターサーバーをご用意しています。

アクアファブ」は、どのような空間にもインテリアのように馴染みやすいデザインが特長のウォーターサーバーです。コップなどを置くウォータートレイを収納できるため、すっきりとした一体感のあるデザインに仕上がっています。

アクアウィズ」は、コーヒーマシンを兼ね備えたウォーターサーバーです。一台のマシンで、冷水・温水・コーヒーメニューを楽しむことができます。ウォーターボトルが下置きタイプなので、女性やご高齢の方でもボトル交換しやすいのが特長です。

アクアスリム」は、スリムタイプのウォーターサーバーです。サイズは底面スペースを含めても「幅:313mm」「奥行き:323mm」となっているので、キッチンやお部屋のわずかなスペースを有効活用でき、置き場所を選びません。

アクアスリムS」は、卓上タイプのウォーターサーバーです。高さが床置きタイプのウォーターサーバーの半分程度なので、圧迫感を感じることがありません。また、コンパクトで持ち運びが容易なのも特長です。お子さんの手が届かないように、キッチンカウンターや棚の上に置くなど、ライフスタイルに合った使い方ができます。

ディズニー/ピクサーデザイン サーバー」は、前面にディズニー/ピクサーキャラクターたちの個性あふれる魅力を表現したウォーターサーバーです。バラエティ豊かなラインナップがあるので、お気に入りのキャラクターをお部屋に取り入れれば日常をもっと楽しく豊かにしてくれます。

ヘラルボニーデザインサーバー」は、異彩作家とともに新しい文化をつくる、ヘラルボニーが契約する障害のある作家のアートをまとったウォーターサーバーです。
独創的なアートとの出逢いにより、作家のストーリーを知って新たな気づきや会話が生まれていく。心うるおう毎日の先にはもっと豊かな未来があると信じ、想いが込められています。

アクアクララの商品一覧はこちら

水の容量(12L・7L)が選べる

アクアクララでは、ライフスタイルに合わせて水の容量を選ぶことができます。12L7L2種類をご用意しているため、たとえば「そんなに水を使わないから12Lだと余ってしまう」という場合、7Lを選べば過剰に余らせてしまう心配はありません。

続けやすい価格を実現

アクアクララの魅力のひとつに、続けやすい価格設定があげられます。
ウォーターサーバーの利用には、水代や電気代、メンテナンス代などが発生します。メーカーによってはメンテナンスを実施する月にメンテナンス代が発生するため、家計が圧迫されてしまうことがあります。
その点、アクアクララは「設置サービス」「メンテナンス」「故障対応」を含んだあんしんサポート料を毎月お客さまにお支払いいただくため、定期メンテナンスのときにメンテナンス代が発生する心配はありません。毎月の支払額が変動しにくいことから、無理なく続けやすいといえます。

料金 ウォーターサーバーのスペックと月額料金・水の値段

リターナブルボトルでゴミが出ない

アクアクララでは、リターナブルボトルを採用しています。空きボトルをメーカーが回収するため、ゴミとして出す必要はありません。これにより、本体とキャップを分別する手間やゴミ出しの頻度を減らすことができます。

注文ノルマがない

アクアクララは、注文ノルマを設定していません。前述したように、注文ノルマがある場合は決められた本数を注文する必要があり、水の消費が追いつかないとウォーターボトルが溜まる一方です。
その点、アクアクララは必要なときに注文できるので、ノルマを気にして無理に消費する必要がないのです。

定期メンテナンスを実施

ウォーターサーバーを長く使用していると、どうしても汚れが付着してしまいます。外部はセルフクリーニングできれいにできますが、内部まではお手入れすることができません。そのため、メーカーによるメンテナンスがない場合、ウォーターサーバーの衛生を保つことが難しくなります。

アクアクララでは、洗浄メンテナンスの資格を持った専任スタッフによる定期メンテナンスを実施しています。定期メンテナンスの時期が近づくと担当販売店から連絡がくるので、忘れる心配もありません。きれいなウォーターサーバーを使い続けられるため、家族全員が安心してご利用いただけます。

アクアクララの定期メンテナンスについて

未開封なら6カ月(180日)保存できる

アクアクララはRO水を採用しているため、天然水よりも保存期間が長いのが特徴です。保存期間の目安は、未開封で直射日光を避けて保存した場合、製造日より6カ月(180日)となっています。そのため、アクアクララのお水は備蓄水としての活用にも適しています。

なお、お水の賞味期限はウォーターボトルのキャップに記載されています。賞味期限を確認し、期限内に消費するようにしましょう。

まとめ

RO水とは、RO膜(逆浸透膜)を使ったろ過システムを用いて原水に含まれる不純物を除去した水のことです。1000万分の1mmという細かな不純物まで除去しているので、安心して口にすることができます。

アクアクララのお水は、RO膜(逆浸透膜)で限りなく純水に近い水にろ過した水に4種類のミネラル成分をバランスよく配合したデザインウォーターです。硬度29.7mg/Lに仕上がっているため、赤ちゃんやペットの飲み水としても使用できます。
ウォーターサーバーの利用を検討中の方は、ぜひアクアクララを試してみてはいかがでしょうか。