レモン水は健康・美容によい？得られる効果や飲む際の注意点を解説

フレーバーウォーターとして人気のレモン水は味がおいしいだけでなく、風邪の悪化予防や口臭予防などさまざまな効果を得られます。そのため、普段の生活の中で積極的に取り入れることをおすすめします。しかし、飲み方を間違えると肌などにトラブルが起きる可能性があるため、注意が必要です。

今回は、レモン水を飲むとどのような効果が得られるのかをはじめ、レモン水を飲む際の注意点や一般的な作り方をご紹介します。また、レモン水の効果を最大限発揮するポイントやアレンジレシピもご紹介しますので、健康維持のためにレモン水を飲み始めようと検討している人は、ぜひご参考にしてください。

レモン水を飲むことで得られる効果とは？

レモン水を飲むと口の中がすっきりしますが、それ以外にも以下のような効果が期待できます。

風邪の悪化を予防できる

レモンには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには免疫を維持する働きがあるほか、体内に侵入した風邪のウイルスを撃退する力もあります。そのため、風邪をひきやすい時期はレモン水を積極的に飲むことをおすすめします。

口臭を予防できる

口臭の原因の一つ「口腔細菌」を抑えるには、クエン酸ナトリウム（Na）が有効といわれています。レモンにはクエン酸が多く含まれているため、レモン水として飲むことでおいしく味わいながら口臭を予防できます。

美肌効果が期待できる

レモンに多く含まれるビタミンCには、メラニンの生成を抑える働きがあります。

紫外線に当たると、私たちの体内では活性酸素が発生します。この活性酸素の影響によりメラニンが生成され、それがシミやそばかすとなって肌の表面に現れてしまうのです。
ビタミンCにはメラニンの生成を抑える効果があるため、レモン水を飲めば美肌効果を得られる可能性があります。

このほか、ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する働きもあります。コラーゲンには皮膚表面の緩みを改善する効果があり、その量が体内で増えれば肌にハリを与えられます。そのため、レモン水を飲めば、若々しくて美しい肌に近づける可能性があるのです。

骨を作る働きをサポートする

コラーゲンは私たちの体内のいたるところに存在しており、骨も例外ではありません。そのため、コラーゲンが不足すると骨が脆くなり、骨折しやすくなってしまいます。
しかし、前述したようにビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する働きがあるので、ビタミンCを含んだレモン水を飲むことで骨を作る働きをサポートすることができます。

ダイエットをサポートする

レモン水はダイエットにも効果的です。レモンにはビタミンCが豊富に含まれており、新陳代謝を促進し、脂肪の吸収を抑えることが期待できます。

さらに、レモンに含まれるクエン酸にも、ダイエット効果があります。レモン水は水分補給をしながら代謝を活発にし、体内の余分な水分を排出するため、ダイエットサポートの優秀なアイテムの一つとして活用できるでしょう。また、レモン水を飲むことで空腹感を抑える効果も期待できるので、食事量の調整にも役立ちます。

疲労回復をサポートする

レモン水に含まれるビタミンCやクエン酸は、疲労回復をサポートする効果もあります。

ビタミンCの抗酸化作用により、体内の活性酸素を排除することで疲労の原因となる酸化ストレスの軽減が可能です。また、ストレスといった要因によりビタミンCが消費されると、体内に活性酸素がたまり、血流が悪くなります。ビタミンCを摂取すれば、ストレスが緩和され、こうした悪影響を抑えることが可能です。

また、レモンに含まれるクエン酸は、疲労回復に役立つ成分です。クエン酸は、体内のエネルギー代謝を助ける役割を果たし、疲労物質である乳酸の蓄積を防ぎます。

ビタミンCやクエン酸成分が豊富に含まれるレモン水は、水分補給とともに疲労回復を促すアイテムとして活用できるでしょう。

デトックス効果が期待できる

レモン水はデトックス効果も期待できます。レモンに含まれるクエン酸は、肝臓の働きを活性化し体内の有害な物質や老廃物の排出を促進する働きがあります。

レモン水に含まれるビタミンCは抗酸化作用があり老廃物を排出する働きがあるため、デトックス効果の一助になるでしょう。

さらに、人が疲労を実感しているときは体内が酸性の状態になります。レモン自体のPHとしては酸性ですが、体内で代謝吸収されるとアルカリ性になります。そのため、レモン水として飲用することで体内をアルカリ性に導き、体調を整える効果が期待できるでしょう。

押さえておこう！レモン水を飲む際の注意点

レモン水を飲む際は注意しなければならない点もあるので、あらかじめ押さえておきましょう。

レモン水を飲み過ぎない

風邪予防や美肌効果などが見込めるレモン水ですが、決して飲み過ぎてはいけません。なぜなら、ビタミンCを過剰摂取すると下痢や吐き気、胃けいれんなどを引き起こす恐れがあるからです。
さらに、体内に過度の鉄が蓄積される疾患（ヘモクロマトーシス）のある方は、ビタミンCの過剰摂取によって症状が悪化し、身体の組織が損傷する恐れがあります。

ビタミンCの推奨される1日の摂取量は、成人で100mgとされています。通常の食事だけで推奨量を超えることはほとんどありませんが、レモン水を飲み過ぎた場合は超えてしまう可能性があります。飲み過ぎないためにも、たとえば「レモン水は朝と夜で1杯ずつ」といったように独自のルールを決めてから飲むようにしましょう。

レモン水をだらだら飲まない

レモン水をだらだら飲んだ場合、歯が酸に触れる時間が長くなります。この場合、酸蝕症（さんしょくしょう）を引き起こしかねないので、レモン水は短時間で飲むことが大切です。
なお、酸蝕症とは酸が原因で歯が溶ける症状のことをいいます。具体的な症状には「知覚過敏を引き起こす」「歯全体が丸みを帯びる」などが挙げられます。

レモン水を飲んだ直後に歯を磨かない

酸性のレモン水を飲んだ直後は、歯を磨いてはいけません。なぜなら、歯のエナメル質が柔らかくなっているからです。
エナメル質の下には象牙質と呼ばれる歯の組織があり、レモン水を飲んだ直後に歯磨きをすると摩擦ですり減ってしまいます。その結果、知覚過敏症や虫歯の症状の進行が早まる可能性があるのです。

レモン水を飲んだあと口内を整えたい場合は、歯磨きをするのではなく水で口をゆすぐようにしましょう。そうすれば、酸蝕症のリスクを防ぐことができます。
どうしても歯磨きをしなければならない場合は、水で口をゆすいだあと、もしくはレモン水を飲んだあと30分ほど時間を置いてから行うのがおすすめです。

レモン水の摂取後は紫外線に当たらないようにする

レモンには、紫外線の吸収を高める成分「ソラレン」が含まれています。そのため、レモン水を飲んだ直後に紫外線に当たると、シミやそばかすなどの肌トラブルを引き起こしやすくなる可能性があります。

ソラレンの紫外線吸収作用がピークを迎えるのは、レモン水を摂取したあと2時間ほど経ってから。また、この作用は約8時間持続するといわれています。そのため、レモン水の摂取後はなるべく紫外線に当たらないようにしましょう。

もし、紫外線が気になるのであれば夜にレモン水を飲むのがおすすめです。

レモン水に砂糖やガムシロップを加え過ぎない

レモン水を飲む際、甘味をプラスするために砂糖やガムシロップを入れる方もいるでしょう。このとき、入れ過ぎには注意しなければなりません。
砂糖やガムシロップをレモン水に入れ過ぎると、カロリーの摂り過ぎにつながる恐れがあります。摂取カロリーが消費カロリーを上回ると体脂肪や体重の増加につながってしまうので、砂糖やガムシロップを使用する際は少量に留めておくのが堅実です。

レモン水の効果を最大限に引き出すためのポイント

レモン水を飲むことで、さまざまな効果が期待できますが、飲むタイミングによって効果は異なります。ここではレモン水を飲むタイミングによって期待できる効果について解説します。

得たい効果によって飲むタイミングを変える

レモン水は飲むタイミングによって期待できる効果が異なります。タイミング別の効果は以下のとおりです。

1.朝食前に飲む場合
起床後の朝食前にレモン水を飲むのは、おすすめのタイミングの一つです。身体を目覚めさせて腸を刺激し、身体の活動性を高める効果があります。腸の動きを促すため、便秘でお悩みの方にもおすすめのタイミングです。

2.運動前後に飲む場合
運動前にレモン水を飲むと、水分やビタミンCの摂取により水分補給を促し、身体の水分バランスを整え疲労回復やエネルギー補給に役立ちます。

また運動後にレモン水を飲むと、発汗により失われた水分やミネラルを補給し、身体の水分バランスを回復させるのに効果的です。さらに、クエン酸による疲労回復を促し、筋肉の疲労蓄積を少しでも減らすサポートとなるでしょう。

3.就寝前に飲む場合
就寝前にレモン水を飲むと、ビタミンCの摂取により免疫力を高め、体内の疲労物質の排出を促進します。これにより、翌朝の目覚めの爽快感が期待できます。

このようにレモン水は、飲むタイミングによって異なる効果を発揮するため、自身の目的や体調に合わせたタイミングで摂取することが重要です。

1日の摂取目安量を守る

レモン水を飲む目安は、1日にコップ1～2杯程度が一般的です。これは200～400ml程度の量に相当します。さまざまな効果が期待でき健康によいといわれているレモン水ですが、飲み過ぎた場合は以下のようなリスクがあります。

・消化管の酸性度が上がってしまう
酸性成分を過剰に摂取すると、胃酸の分泌が過剰に亢進する可能性があります。胃酸分泌が過剰になると、胃の粘膜が刺激され、胃痛や胃もたれの原因となります。

・歯のエナメル質への影響
酸性の飲料を過剰に摂取すると、歯のエナメル質が溶かされる可能性があります。歯のエナメル質が溶けると歯の表面が傷つき、歯の色素沈着や虫歯の原因となり得ます。

以上の理由から、レモン水の摂取量は1日1～2杯程度にしておくのが賢明です。適度なレモン水の摂取により、ビタミンCやクエン酸、水分を効率的に摂取できます。

ぜひご参考に！一般的なレモン水の作り方

レモン水は誰でも簡単に作れます。たとえば、スーパーで購入できるレモン果汁を使った作り方は以下のとおりです。

1.グラスに約200mlの水、または白湯を入れる
2.レモン果汁を小さじ2杯入れ、よくかき混ぜたら完成

生のレモンを使う場合は、以下の手順になります。

1.レモン1/2個をスクイーザーで絞りグラスに入れる
（スクイーザーがない場合は、手もしくはフォークを使ってレモンに穴を開けながら絞る）
2.レモン果汁が入ったグラスに水200mlを注ぎ、よくかき混ぜたら完成

レモン水は、ミントやバジルなどのハーブとも相性がよいため、味を変えたいときはプラスしてみましょう。

レモン水のアレンジレシピもご紹介

レモン水単体として楽しむのもよいですが、ひと手間でさらなる効果が期待できます。ここではおすすめのアレンジ方法を紹介します。

レモン水＋生姜で代謝アップ

レモン水に生姜を加えることで、さらなる健康効果が期待できます。生姜は消化促進や免疫力向上、身体を温めるのに効果的です。レモンのさわやかな酸味と生姜のスパイシーな風味により、リフレッシュ感を味わえるでしょう。

レモン水に生姜を加える際は、すりおろしたり、薄切りやみじん切りにしたりして加えるのがおすすめです。生姜の量や浸す時間は好みに合わせて調整しましょう。

レモン水＋きゅうりでデトックス効果アップ

レモン水にきゅうりを加えれば、さらにさわやかでヘルシーなドリンクに仕上げられます。きゅうりは水分やカリウムが豊富であり、利尿作用により、無駄な水分を排出することでむくみを取る効果が期待できます。レモンの酸味ときゅうりのさわやかな風味がマッチし、暑い日に最適なドリンクです。

きゅうりはスライサーなどで輪切りにして、レモン水に浸して飲みます。量や浸す時間は好みに合わせて調整しましょう。

レモン水作りにはアクアクララのお水がおすすめ

レモン水をよりおいしく作るには、水にこだわることが大切です。そこでおすすめなのが、アクアクララのウォーターサーバーです。

アクアクララでは、RO膜（逆浸透膜）を使ったろ過システムで原水を限りなく純水に近い水にしたのち、4種のミネラル成分をバランスよく配合しています。雑味のないおいしいお水に仕上がっているので、レモン本来の味を阻害することがありません。
加えて、アクアクララのお水は硬度「29.7mg/L」の軟水です。口当たりがまろやかで雑味のないお水なので、レモン水をよりおいしく作ることができます。

レモン水の味は水によっても変わるので、おいしく作りたい方はぜひアクアクララのウォーターサーバーを利用してみてください。

体質に合ったお水とは？硬水と軟水の違いと日本人に合うお水

まとめ

レモンには、風邪のウイルスを予防できる「ビタミンC」、口臭の原因となる細菌を抑制する「クエン酸」など、身体によい成分が豊富に含まれています。しかし、レモン水は歯のエナメル質を溶かしたり、肌にトラブルが起きたりする可能性もあるため、
1日の摂取目安量を守ることが必要です。1日1～2杯程度を目安に、健康効果やタイミングを見極めて飲みましょう。

なお、レモン水をよりおいしく作るなら、上質なお水をお届けするアクアクララのウォーターサーバーを使うのがおすすめです。温水も使用できるので、ホットレモン水も手軽に作れます。ぜひこの機会に利用を検討してみてください。

※この記事は正しい情報発信を行うために、看護師に監修を依頼しております。商品について看護師が推薦を行うものではありません。